栄通記

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カテゴリ:[帯広]( 8 )


2014年 02月 05日

2338)⑤「帯広小旅行 ④『防風林アートプロジェクト2013-14』」 (帯広市)防風林 2月1日(土)~2月16日(日)

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防風林アートプロジェクト2013-14    





◯ 防風林アート 野外展示  
 
 会場:(帯広)空港線沿い防風林 及び 雪原 
      帯広市愛国町東1線9番
     電話:

 会期:2014年2月1日(土)~2月16日(日)
 時間:10:00~15:00
 入場:無料



◯ 関連企画:防風林アート参加作家展 

 会場:帯広市民ギャラリー A1-2 
     帯広市西2条南12 JR帯広駅地下1階
     電話:

 会期:2014年2月1日(土)~2月16日(日)
 時間:10:00~18:00
 入場:無料

※  防風林アートオープニング ⇒ 2/1 10:00~ 於・帯広市民ギャラリー
  アーティスト一言トーク  ⇒ 2/1 10:30~11:30 
  防風林アート見学会    ⇒ 2/1 13:00~15:00
  ミニシンポジウム     ⇒ 2/1 16:00~ テーマ「極限の寒さの中のアートと美学」
                 於・帯広市図書館視聴覚室
  


 主催:帯広テンポラリーアート2013実行委員会

 【参加作家】
  多数。(パンフを拡大して確認して下さい。)

 
ーーーーーーーーーー(1.31)


 2333)①『防風林』、2334)②『防風林』、2336)③『防風林』に続く。

 (以下、敬称は省略させていただきます。)




 毎日だらだらと『防風林アート』作品掲載が続いています。今回も同じように続きます。えっ、「毎日載せると、ブログで満足しちゃて、現場にお客さんが来なくなるよ」ですって!そうかもしれません。そうかもしれませんが、勝手に進めるのが栄通記の特徴です。もう少し、帯広市愛国町、冬の酪農地帯にお付き合い下さい。

 それでは、当日の時系列で掲載を続けます。




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   ↑:21番 塩田晃(帯広)、「root」・木。


 「root=根っ子」、そのまんまヒガシ君のようなタイトルだ。切り株、開拓開墾の証でしょう。これ以上の言葉は無粋というもの。記憶に留めておこう。






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   ↑:5番 荒井善則(旭川)、「Soft Landing to Field in Bohuurin」


 「防風林のある草地で軟着陸」という意味か。知恵のない直訳で恥ずかしい限り。このポールは着陸点か。深い意味はない。野原にポールを立てる。すると辺りの風景はどう見えるか?どう変わるか?作家は確かめたかったのだろう。
 僕らも確かめたいが・・・、目の前の「白い木」のようなものが気になって先を急ぐことにした。ポールへの足跡もない、他の方もそんな感じで先を急いだのだろう。それとも、ポールに近づきがたい何かを感じたのかもしれない。





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   ↑:36番 半谷学(帯広・群馬)、「NATURE UNBRELLA」・鉄 FRP ファイバー 木 2013年。



 木と思いきや「傘」だった。それにしても本当に何てことのない「白物」なのだが、雪の白さ空の青さと重なって清々しかった。見上げれば空だ、青空だ、ただそれだけだ。

 「葉っぱの人・半谷学」だ。作家ご本人も居られた。ニコニコ笑顔で幸せそうだった。実は、この作品は風で廻る。得意の葉っぱが風をもらって引っ張るわけだ。『今日はよく廻る』ということで、ご機嫌半谷氏なのだ。それにしても幸せ顔だ。こちらまで幸せになる。こういのが「幸せ」というのかもしれない。





 さて、この半谷作品が最北端だ。もう道跡はない。引き返そう。戻り道の様子をしつこく載せよう。





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 これは何だろう?いたずら?からかい?遊び?・・・





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   ↑:22番 澁谷俊彦(札幌)、「ホワイトコレクション」・鉄 2013年。



 円盤の下は蛍光塗料のようなもので着色されている。その色が雪に映って色をなしている。氏の冬の定番だ。

 最近の傾向として、小振りさが目立つ。それはそれで面白いのだが・・・、大きければ良いというものでもないが、大地との響き合いがテーマとしたならば、スケール・タイプも拡げる必要があるのではと思った。






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   ↑:25番 鈴木順三郎(置戸)、「影風紋-けいふうもん」・鉄 ライン 2013年。




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 あれはいったい何だったのだろう?







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   ↑:35番 伴翼(札幌)、「ブルーバード」・真鍮 陶。



 青い鳥です。刺さった杭の上に止まっている。仲間たちも1羽1木という感じで一列に並んでいる。近づけば逃げていきそうなので、アップの写真は無しです。

 小さな小さな青い鳥、止まって止まって青い鳥、並んで並んで青い鳥、何処に何処にいくの青い鳥。





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   ↑:44番 吉田茂(札幌)、「In the stream of Life」・陶 木。


 「人生、流れ流れて何どこどこ行くの・・・」か?
 しかし、作品は人生の可能性を枠で区切っている。方向があるのだ。しかも強い。迷い無き流れ、「我が信じる道」なのだろう。たとえそれが願望であっても。「信念の人・吉田茂」か?




 何日か後に、⑥「帯広小旅行 ⑤『防風林・・・』に続く

by sakaidoori | 2014-02-05 07:24 | [帯広] | Comments(0)
2014年 02月 04日

2336)④「帯広小旅行 ③『防風林アートプロジェクト2013-14』」 (帯広市)防風林 2月1日(土)~2月16日(日)

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防風林アートプロジェクト2013-14    





◯ 防風林アート 野外展示  
 
 会場:(帯広)空港線沿い防風林 及び 雪原 
      帯広市愛国町東1線9番
     電話:

 会期:2014年2月1日(土)~2月16日(日)
 時間:10:00~15:00
 入場:無料



◯ 関連企画:防風林アート参加作家展 

 会場:帯広市民ギャラリー A1-2 
     帯広市西2条南12 JR帯広駅地下1階
     電話:

 会期:2014年2月1日(土)~2月16日(日)
 時間:10:00~18:00
 入場:無料

※  防風林アートオープニング ⇒ 2/1 10:00~ 於・帯広市民ギャラリー
  アーティスト一言トーク  ⇒ 2/1 10:30~11:30 
  防風林アート見学会    ⇒ 2/1 13:00~15:00
  ミニシンポジウム     ⇒ 2/1 16:00~ テーマ「極限の寒さの中のアートと美学」
                 於・帯広市図書館視聴覚室
  


 主催:帯広テンポラリーアート2013実行委員会

 【参加作家】
  多数。(パンフを拡大して確認して下さい。)

 
ーーーーーーーーーー(1.31)


 2334)③に続く。

 (以下、敬称は省略させていただきます。)




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 2334)③に掲載した子供たちの合作。前回の写真は真横からだったので、まったく厚みが見えなかったでしょう。実際はこんな感じで、角に立つ「突き刺し突き刺し道標」だ。






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   ↑:7番 伊藤明彦(札幌)、「SNOW FALL/いとなみ」・2008年 鉄 木。



  明快でシンプルな人工物を置いて、自然の中で何かが変容するのでは・・・、そんな作家の飽くなき願望とか、自然と人工物の混ざり合うような混ざり合わないような美学を思う。
 「願望」とか「美学」を感じるのはこちらの勝手な印象で、作家自身は強いエネルギーを人工物(人の営み)に託し、自然と人為との信頼関係で何かを確認しているのだろう。いずれにせよ、マイペースな美学で我が道を行く人だ。

 ちなみに、この作品は2008年に芸森の中庭に設置されていたもの。もちろん冬です。






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   ↑:19番 坂口寛敏(東京)、「Field of silence」・使い古しの防御服 墨 ロープ。



 もちろん福島第一原子力発電所の現在の有り様を前提にしての作品だ。言葉で書けば「辛辣な皮肉を投げかけている」となる。が、作品自体のムードは、浮遊感を伴ったもの悲しさがムンムンしていて、狂言回しの泣き笑い人生劇場でもある。

   あー、案山子よ案山子
   右風吹けば顔を左に向け
   左風来れば両足をブラブラさせる

   あー、案山子よ案山子
   昨日は後ろから風をもらった
     鋭い風だった
   今日はなだらかにホッペをさする
     それでも突き刺す
   明日はどこから吹いてくるのか
     きっと冷たいだろう

   あー、案山子よ案山子
     ・・・・・





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   ↑:12番 大石俊久(札幌)、「空をうけいれるかたち」・陶。



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 大振りの現代縄文土器のようにして、大地に立たせたかったのだろう。空に開く壺だ。








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   ↑:42番 水野剛志(札幌)、「つながる山の絵」・日本画 ベニヤ。



 日本画家が日本画を屋外に展示だ。単に絵としての平面作品では・・・、ということでウエーブ模様での「繋がる山容画」だ。

 それにしても画家が絵画を屋外展示するにはいろいろと制約があるだろう。そういう物理的精神的制約を外したいから参加したのか?単に誘われたから面白そうなので参加したのか?一度は屋外に自作を展示したいとかねがね思っていたのか?
 いずれにせよ、今回は試作的なものだろう。もし本当に試作ならば、機会があればまたまた屋外に出て行くのだろう。部屋を捨てる離れる日本画家・水野剛志だ。







 再び上ノ大作・作品を流れの中で紹介します。


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   ↑:9番 上ノ大作(北広島)、「氷筒(ひょうじゅん)」・氷。








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   ↑:38番 藤原千也(札内)、「ひらかれている」・木。



 道祖神みたいだし、隠れ家みたいだし、なんだかそこにあるだけで心温まる。木だからか?作家の人柄だからか?






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 雪から変な格好をして顔を出しているのが阿部典英・作。
 この一角は後回しにして、農道から左側に入ることにする。




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 標識のような木組みは作品だったのか?やりすごして畑地の中を進むことになる。




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 野の中の一本道、人混みというほどの集まりではないが、周りの人臭さにつられながらのんびりと先を目指す。






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   ↑:41番 松岡つとむ(上士幌)、「風の鳴る木」・木 ゴム 自転車の車輪。



f0126829_92262.jpg 音がするはずだが何も聞こえない。風が乏しいから?まっいいかっ、と判断して立ち去った。

 再び通りすがると作家がいた。どこか大坂風の訛りで、「昨日はうるさいぐらいに音が響いていたんよ。それでゴムの張り具合を変えたら・・・鳴らんね~・・・」。聞き役の路傍の人が、「風がないからじゃないの」「いえいえ、本当は鳴るんよ」・・・作家は優しさと悔しい顔をして『どうしたもんかの~』という風情だ。しばらくして、「ほなら、ゴムを新しいのに取り替えますわ。ちょっとまっててね。すぐですわ」。

 その後再び通りすがった。確かにゴムは取り替えられ、車輪の向きも微妙に変わっていた。しかし、『うるさいぐらいに鳴り響く』には遠かった。微妙にか細く・・・ほら、耳を澄ませてごらんなさい・・・とツブヤキも聞こえそうだった。






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   ↑:41番 松岡つとむ(上士幌)、「ソラミミ(野風琴)」・木 その他。



 前作と同じ作家。

 こちらはよく響いていた。人だかり風景だが、それは音色に惹かれてのものだ。飽きずに聞き惚れ、『なぜ音がするの?』と、誰もが好奇心一杯で変てこ楽器に視線が向いてしまう。
 板(羽根)が風で震え、連結された装置の繋ぎを通して弦を微妙に震えさす。その震えを中央の鉄管が共鳴装置になり、か細いながらも強くてしっかりした音色を生み出す、そんな風に理解した。もちろん、伝える空気が最後にして最大の魅力を引き出しているのだが、それを聞く僕たちも歩き回っているのでテンション高き共鳴体だ。松岡つとむ、会心の一品だ。





 ④『防風林』に続く

by sakaidoori | 2014-02-04 09:51 | [帯広] | Comments(0)
2014年 02月 03日

2334)③「帯広小旅行 ②『防風林アートプロジェクト2013-14』」 (帯広市)防風林 2月1日(土)~2月16日(日)

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防風林アートプロジェクト2013-14    





◯ 防風林アート 野外展示  
 
 会場:(帯広)空港線沿い防風林 及び 雪原 
      帯広市愛国町東1線9番
     電話:

 会期:2014年2月1日(土)~2月16日(日)
 時間:10:00~15:00
 入場:無料



◯ 関連企画:防風林アート参加作家展 

 会場:帯広市民ギャラリー A1-2 
     帯広市西2条南12 JR帯広駅地下1階
     電話:

 会期:2014年2月1日(土)~2月16日(日)
 時間:10:00~18:00
 入場:無料

※  防風林アートオープニング ⇒ 2/1 10:00~ 於・帯広市民ギャラリー
  アーティスト一言トーク  ⇒ 2/1 10:30~11:30 
  防風林アート見学会    ⇒ 2/1 13:00~15:00
  ミニシンポジウム     ⇒ 2/1 16:00~ テーマ「極限の寒さの中のアートと美学」
                 於・帯広市図書館視聴覚室
  


 主催:帯広テンポラリーアート2013実行委員会

 【参加作家】
  多数。(パンフを拡大して確認して下さい。)

 
ーーーーーーーーーー(1.31)


 2333)②に続く。




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   ↑:16番 加藤哲(神奈川)、「ゆらぎの風景」・ブルーの農業用ポール約300本。



 青い線が印象的。








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   ↑:28番 武井和典(音更)、「風土馬鈴」。




f0126829_11212215.jpg 何だか妙にリアルだった。「風土と馬」という関係の力か?シッポに絡んでいる箱は何なんだろう?荷台には違いないのだが、棺桶にも見える。
 それにしても北海道開拓期における馬の仕事ぶり、農家酪農家や林業運搬業と数え切れない活躍をした。今ではただただバンバレースに名残を留めるばかりだ。











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   ↑:45番 吉野隆幸(帯広)、「心象覚」・りんご箱。




 「りんご箱の人・吉野隆幸」だ。これはもう「りんご箱」の勝利だ。空箱りんご箱張り子の要塞だ。

 今展でも大作の部類に入る。人が昇り降りできないのだ残念だが、それは仕方がない。作家の大きな気分にひとまずは満足しよう。






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   ↑:39番 前田育子(白老)、「(ノンタイトル)」・信楽白粘土 釉薬。



 雪玉をかがり火台に、一直線に並べて白く燃えて雪の火の玉、陶景色。






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   ↑:13番 伽井丹彌(帯広)、「雪霊(プシュケ)の系譜」・張り子人形 着物 他。



 これは抜群に面白かった。
 プシュケには違いないが、白痴怨霊美人のようで凄みがあった。この日の晴天の青空でも、風たなびく吹雪でも、闇夜でのスポットライトでも、樹上の七変化美女の見がいがある。こうして写真で見れば有り体のバージョンかもしれないが、冷ややかな現場の臨場感とはグッド・マッチングだった。人形師・伽井丹彌の隠れた晴れ舞台であった。 





 伽井人形の木立は丘の縁だ。その縁から眼下の景色が次の写真--。



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 写真中央に茶色に見えるのが作品だと思います。



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   ↑:17番 唐牛幸史(札幌)、「アンカー(原始の森に)」・陶。



 作品がどうのこうのといものではないでしょう。「この風景を見よ!」ということだろう。
 そうなんだけど、一瞬、フクロウを表現しているのではと思ったりした。






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   ↑:(子供たちの合作。)




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 草原を走る月列車のよう。キリリとした爽快感。





 ③に続く。

by sakaidoori | 2014-02-03 14:42 | [帯広] | Comments(0)
2014年 02月 03日

2333)②「帯広小旅行 ①『防風林アートプロジェクト2013-14』」 (帯広市)防風林 2月1日(土)~2月16日(日)

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防風林アートプロジェクト2013-14    





◯ 防風林アート 野外展示  
 
 会場:(帯広)空港線沿い防風林 及び 雪原 
      帯広市愛国町東1線9番
     電話:

 会期:2014年2月1日(土)~2月16日(日)
 時間:10:00~15:00
 入場:無料



◯ 関連企画:防風林アート参加作家展 

 会場:帯広市民ギャラリー A1-2 
     帯広市西2条南12 JR帯広駅地下1階
     電話:

 会期:2014年2月1日(土)~2月16日(日)
 時間:10:00~18:00
 入場:無料

※  防風林アートオープニング ⇒ 2/1 10:00~ 於・帯広市民ギャラリー
  アーティスト一言トーク  ⇒ 2/1 10:30~11:30 
  防風林アート見学会    ⇒ 2/1 13:00~15:00
  ミニシンポジウム     ⇒ 2/1 16:00~ テーマ「極限の寒さの中のアートと美学」
                 於・帯広市図書館視聴覚室
  


 主催:帯広テンポラリーアート2013実行委員会

 【参加作家】
  多数。(パンフを拡大して確認して下さい。)

 
ーーーーーーーーーー(1.31)



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   ↑:(遠くに見える防風林の、その向こうが会場。)





 壮大なアートの競演・・・というよりも、何が何だか大人の遊びだ、寒中学芸発表と交流会でもあった。そして、何が哀しくて彼等は励むの?何が悲しくて僕らは見に行くの?でもあった。

 参加作家それぞれにいろんな思惑があるだろう。「アートと環境の一大交流」とか、「あそこにオレの作品を置いてみたいな」とか、「参加を誘われて面白そうだから」とか、「アイツが参加するのならばオレもオレも」とか、「何を言うか、帯広の壮大な過去と現在と未来のためだ」とか・・・。僕としては「寒い中、ただただご苦労さん」と、言うばかりだ。こんな厳しい中で何かをする大人たちだ。見てやろう根性でノコノコとうろつき廻って来た。

 大人数の作家と作品です。会場も広い。見尽くしたつもりだが、抜け落ちた作品もあるだろう。以下、なるべく多く掲載したいと思います。面倒なので、なるべく見た順番です。ということは、最後の方は割愛の可能性が強い。青空と白雪をだらだらと見ていって下さい。









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 本部のある駐車場で、どこかで見た御仁にいきなりあった。上ノ大作氏だ。大柄で目鼻立ちのすっきりした良い男だ。こんな場所で、こんな風体だから山男然としているが、全身から優しさがにじみ出ている。とは言っても深くは氏のことは知らない。だが、心地良き青空の下で、出会い第一号がこんな清々しき人だ。今日は良いことがあるだろう。


 ところで、氏の作品は背景の白樺並木辺りだ。まずはその作品をジャンプしてお見せします。




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   ↑:上ノ大作(北広島)、「(記録ミス)」。


 3本の氷柱です。実は、この写真はほとんど最後に撮ったもの。寝転がっているのが、これまたたまたまの大作氏であった。日輪を背景にしての悪銭奮闘中の撮影だ。この氷、寒さには強いだろうが暑さには弱い。十勝とて気温上昇の昼間はあるだろう。無事会期終了までの屹立を祈ろう。大地の広さに比してちょっと小振りな男立ち、この人らしい優しさなのだろう。



 さて、次が本当の作品鑑賞第1号です。



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   ↑:37番・藤本和彦(札幌)、「雪の音・再生」。



 狸の冬の通り道、だと思った。我が妻も何かしらと悩んだことだろう。直線の構造物、完全円形の出入り口が異様に緊張を強いる。どんな雪の音が響くのだろう?




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   ↑:(合作でしょう) 2番 阿地信美智(札幌) 31番 韮沢淳一(札幌) 47番 渡辺行夫(小樽)、「風技 HARUKAW-WAN」・イタドリ約300本 銅版 ピアノ線 他。



 何でもかんでもガバガバと侵入して見て回るのだが、何故だか遠見にその佇まいを確認してやりすごした。





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   ↑:20番 櫻井亮(夕張)、「轟 ほうだい」。



 大国、それは今やアメリカなのだろうが、その振る舞いに直にもの申す櫻井亮だ。それとの絡みを含めて神仏への儀式もインスタレーション表現の柱にしている。
 欧米の考えた現代武器だ!青空に向かって轟音高らかに打ちまくるのだ!・・・弾が届くとも思えないが、ユーモラスな作品でもないが、あまりに実直な姿勢に「ガンバレよ」と声援を贈ってきた。













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   ↑:14番 柿崎熙(ひろし)(石狩)、「万感飾」。




 立った立った、雪原アートプロジェクトのシンボル塔が力強く?立った。ピンクに着飾った肋骨大五郎だ、果たして最後まで風にも負けずに立ち続けれるか!?倒れたって構わない。どこかに吹き飛んだって構わない。明日を信じている集団だ。無くなれば作ればいいだけのことだ。
 それにしても柿崎熙がピンクの大漁旗とは!?そちらの方が驚いた。「静寂な種子・胎み」をつくる人が随分と可愛く派手なものを作ったものだ。だからやっぱり最後まで立ち続けて欲しい。




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 ②に続く。

by sakaidoori | 2014-02-03 11:55 | [帯広] | Comments(0)
2014年 02月 02日

2332)① 「一泊二日の帯広小旅行 『帯広・花火まつり』」




 昨日、一昨日と帯広に行った。快晴で旅行日和だった。空は澄み渡り快適ドライブだったが、やはり十勝はひと味違っていた。心配していた日勝峠も無難にやり過ごし、いつも通る芽室方面への近道にと国道を右折した。少しばかり圧雪路面だが、交通量も少なく危険はない・・・と思い込んだ。車窓気分でゆっくりゆっくり運転だ。天は真っ青、左右は防風林を挟んで薄い銀世界。気分爽快。

 ところが、真っ青な好天気なのに、地吹雪がだんだんきつくなる。目の高さの視界だけが右横殴りで道路が見えない。道路沿いは防風林なのだが、木立が切れるとブンブン吹雪でお先真っ白だ。昨日降った雪なのか、わずかな軽い雪が道路面を這うようにして目の前をさえぎる。道幅も一車線状態になりおそるおそると進む。時折すれ違う対向車を息を飲むようにしてやり過ごす。とてもではないがこんな状態では心臓に悪い。国道へとあたふたと退散した。

 田園地帯を無視すれば、やはりその日の十勝は日本晴れだった。そして目的の帯広美術館へ!




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   ↑:(帯広美術館近くのスケートリンク場。)



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   ↑:(美術館上空。十勝の空だ。)





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   ↑:(帯広美術館正面。)




 7名の作家による「道東アートファイル2013」。当然写真撮影は不可なので、その様子はお伝えできない。館内の様子だけ報告しましょう。




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 さて、この日は「第51回 おびひろ 氷まつり」の初日だった。午後6時過ぎから花火だ。それも美術館のある緑ヶ丘公園が会場だ。いったん宿泊先に立ち寄って、再び戻ってきた。花火と会場の様子を若干お伝えします。



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by sakaidoori | 2014-02-02 23:27 | [帯広] | Comments(0)
2013年 08月 21日

2159)「守屋美保 『浮島に星ふる』 (帯広)六花亭 7月13日(土)~10月12日(土)






守屋美保 
    浮島に星ふる
    


 
 
 会場:(帯広)六花亭 西3条店2階喫茶室 
      帯広市西3条南1丁目1
     電話:(六花亭フリーダイヤル)0120-12-6666

 会期:2013年7月13日(土)~10月12日(土)
 時間:11:00~18:00
     (最終日は、~16:00まで)
   
 
ーーーーーーーーーー(8.13)



 店舗内の全体風景はありません。あまりに人が多すぎて撮れなかった。

 「作品とテーブル」を載せます。全体風景の代わりにはなりませんが、作品環境は想像できるかもしれません。



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 昨年、六花亭・札幌福住店で初めて守屋美保作品を見た(⇒こちら)。濃密な線描、濃さとは別に鋭く尖った精神、それでいて女性特有のふんわり感、ぽっかりと抜けた空間感覚と、驚きで作品に接した。

 再び見れるということで帯広の六花亭に行った。
 あいにくの人だかりで昨年のように作品との長話はできなかった。作品数もかなり少なかった。が、作家の間口の幅は落ち着いて見れた。作品構成が回顧展風なところがあって、作家の今までの流れを感じるのに役だった。同時に、昨年の強烈な第一印象で見過ごしていた世界も気づくことができた。それは展示最近作の線描画の強烈な印象を薄める、と同時に深めるというややこしい作品提示になっていた。これも「守屋美保」なのだ。

 以下、制作年順に載ます。一緒に感情移入しましょう。


   1985年 長野県生まれ 
   2008年 愛知県立芸術大学卒業
   2010年  同校大学院修了
      (現在、28歳ぐらい?)





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   ↑:「3min 集積/PILE of 3min」・2005年 420×318㎜ 止めニス。




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   ↑:左側、「4min 集積/PILE of 4min」・2005年 420×318㎜ 黒ニス アクアチント。
右側、「水の輪/Circle of water」・2006年 420×318㎜ 黒ニス アクアチント。





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   ↑:「The conclusion has been portrayed」・2008年 1167×909㎜ キャンバス 油彩。




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   ↑:左側、「谷光虫/Protozoans in a valley」・2010年 530×455㎜ パネル 油彩。
   ↑:中央、「ソセイ湖 1/Lake Anastasia 1」・2010年 530×455㎜ パネル 油彩。
   ↑:右側、「ソセイ湖 2/Lake Anastasia 2」・2010年 530×455㎜ パネル 油彩。



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   ↑:「ソセイ湖 1/Lake Anastasia 1」・2010年 530×455㎜ パネル 油彩。




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   ↑:左側、「全ての色からの祝福 8/Blessing from all colors 8」・2011年 210×297㎜ 紙 色鉛筆。
   ↑:右側、「全ての色からの祝福 6/Blessing from all colors 6」・2011年 210×297㎜ 紙 色鉛筆。




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   ↑:左側、「全ての色からの祝福 7/Blessing from all colors 7」・2011年 210×297㎜ 紙 色鉛筆。
   ↑:左側、「全ての色からの祝福 5/Blessing from all colors 5」・2011年 210×297㎜ 紙 色鉛筆。



 以下、全て今年の新作
 いろいろなことをしている。僕は圧倒的に線描画が好きだ。それと、油彩画における、「ぽっかりした異空間描写」を気にしている。表現したい気分は良く出ているが、まだまだだ。どんな形でこの「穴」表現がググッとくるようになるか。今は、そこを見ているだけの感じで、付かず離れず、だからといって「良い感じ」ではないだろう。そもそも「良い感じ」なのかどうか、その「穴」は!




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   ↑:左側、「見えない星」・2013年 910×727㎜ キャンバス 油彩。
   ↑:右側、「7月」・2013年 910×727㎜ キャンバス 油彩。


 タイトルは別々に付いている。始めからこういう組み立ての作品構想だったのか?

 若い女性特有のセンチメンタルやロマン、それにポエム・・・そのことと目の前のま~るい異空間の重なり・・・そこには人が入れるのか?入るとどうなるのか?一つの越境を表現しているのだが、異界には違いないが魔界というには軽い世界の拡がりだ。





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   ↑:左側、「(タイトル未定)」・2013年 728×1030㎜ 紙 油彩。
   ↑:右側、「Inner sanctuary」・2013年 727×606㎜ キャンバス 油彩。




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 面白く、かつ不思議な作品だ。全体が可愛い女の子の顔に見える。

 外部と内部を明瞭に区別していている。
 内部はまさしく穴で、「桃源郷」のような趣。外部は激しいとまでは言わないが、内部に行かせるのを遮りたいみたい?理想詩と情念の対比みたい。
 普通、膨らむ空間を作る場合、絵画の内部に風船のような感じで描かれる。この絵の場合、外部を膨らませて、しかも内部を明快に凹ませている。それでは生きている我々はどちらに属しているのか?共に異次元の世界で、ただ眺めるだけでどちらにも住めそうにない。





 ようやく僕にとってはお目当ての線描画にたどり着いた。が、ここまででいろいろと書きすぎた。腰を据えて感想を書きたいが、たどり着いたらホッとして言葉が・・・出てこない。




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   ↑:「浮島に星ふる/英タイトル未定」・2013年 サイズ可変 パネル インク。


 サイズは可変だ。もっというならば、何枚でも書き足し可能なのだ。
 星の源は限りない。星に浮かぶ島も限りない。私という存在に星が降る。私が星かもしれない。限りなく続く世界。ミクロとマクロを共有したいから、インク(線字)による細密画はよく似合う。描かれたところは濃密で、描かれない世界も同時に濃密になる。何も描いてはいないのに。矛盾するものを同時に絵画という二時空間で成り立たせること。それにはインク画がグッド・マッチングだ。

 矛盾。あの世とこの世、過去と今。流れと停止、愛と憎しみ、夢と存在・・・表現したい見果てぬ夢があるのだろう。





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   ↑:「幹角/Karazuno」・2013年 727×530㎜ パネル インク。


 鹿?の好きな守屋美保だ。この作品は二つの角だが、彼女にとっては一角獣のような存在なのだろう。彼女自身か?彼女と共に歩むボーイ・フレンドか?彼女を乗せて運ぶ天使か?未知の力の象徴か?






 学生時代の版画、そして油彩画、色鉛筆画、インク画が混じり合いながら現在に至っている。版画を初発の心として確認しておこう。そして、インク画と油彩画は相反するかのような風貌だ。別人とまでは言わないが、それに近い。その中間に色鉛筆画が位置している。

by sakaidoori | 2013-08-21 07:00 | [帯広] | Comments(2)
2009年 08月 18日

1072)②帯広市民ギャラリー 「『愛』をテーマのグループ展&米山将治展」 終了・7月9日(木)~7月14日(火)

○ 帯広圏現代アートパーティ企画展 4&5

 ◎ アートキャンプ・アートストーリー  
      表層の浮かぶ平原の杜


 【参加作家】
 池田緑 鈴木隆 橋本勇 伽井丹彌 熊澤桂子
 吉野隆幸 小林由佳 上山孝浩 梅田マサノリ

 
 会場:帯広市民ギャラリー A-1、A-2スペース 
    帯広市西2条南12丁目 帯広JR駅地下
    電話(0155)25-7250

 会期:2009年7月9日(木)~7月14日(火)
 時間:10:00~20:00
    (最終日は、~15:00まで)
 休み:水曜日(休廊日)

 主催:帯広圏現代アートパーティ

ーーーーーーーーーー(7・14)

 グループ展の続きです。
 一月前の話ですが、栄通記にとっては全然古くない展覧会です。思い出しながら、簡単に書いておきます。

○ 池田緑

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     ↑:映像作品。左、「マスクをかけたニューヨークの顔 40分」。         
       右、「マスクをかけた日本の顔 6分53秒」。

 マスクでお馴染みの池田緑。街中にマスクを置いたり並べたり回収したり、そういう光景を誰か(パートナー)に撮ってもらっている映像作品。  
 場所は日本とアメリカ。何が面白いかというと、落し物拾いでもしている池田緑の淡々としたたたずまいだ。本人はいたって真面目に美術行為をしているのだが、「だからどうなの?」と、聞いてみたくもなる。見えない撮影者の目がやけに見える。池田緑と風景と撮影者、この三者の不思議な時間の流れを、ただ淡々と見ていく、強引に見せられていく。
 マスクの意味に関係なく、行為する池田緑に愛着を覚える。


○ 小林由佳

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     ↑:「Living Massege」


 撮影家は、最近札幌から帯広に移転したばかり。テンポラリー他で個展を終えた後なので、こうして直ぐに発表した意欲に拍手。

 心象性の強い「風景」写真。展示コーナーも暗い。内にこもって自分を見つめている風に見える。
 カップの作品。水が入れられて、ガラス面に写真が転写されているのだろうか?分かりづらく凝った作品。
 小林由佳は写真という化学的記憶装置に、何とかして自分の生理的な肉声を施そうと試みる。今は写される物に拘る。紙の代わりに板を使ったりしていた。布にも転写したいと言っていた。今回はガラス?だろうか。素材が好きだからという理由ばかりではないだろう。写真を、より物にしたいのだろう。

 写真の基本は「記憶」だと思う。写真は幻想的にも細密的にも記憶を強制的によみがえらす。その強制力を強く感じる場合は「失われた過去」として見る者にせまる。過去をどう見るか?そして、「自分を見る」とは過去を見ること以外にはありえない。自己と過去とは限り無く同じだと僕は思う。過去の自分に満足する者は、今の行動様式を続ければいい。否定できない過去を今のために否定せざるを得ない人もいる、過去を相対的に見れる人もいる、それができる時期もある。過去に耽溺する人もいるだろう。人それぞれだ。表現者はどれだけ徹底しているか、それが作品の質と密度を高めると思っている。
 表現者にとって安易な「明日」などない。過去という自分を引きずって引きずって、そこから見えてくる水平線・・・。

 小林由佳は、もしかしたらもっともっと内に過去に拘らなければいけない表現者かもしれない。過去を見つめる自分の土台がしっかりしていなければ「明日」は願望の域をでないだろう。
 今作、全てが対という形式だ。明と暗、白と黒、透明・不透明、木と花、広がりと覗き込み、対立的だが安定的な構図だ。自分のためだけの記録展のようだった。


○ 吉野隆幸

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     ↑:「apple box.  愛・LOVE・YOU」

   ・1953年 幕別生まれ

 たまたま見つかったリンゴ箱による作品。大人のオモチャだ。
 このグループは作家の居住空間が「帯広圏」と、そして「素材」にこだわっている。物そのものの作家の拘りを全面に出したい、そういう側面がある。「物ありて観念」、そういう立場だ。決して逆は否定しないだろうが。

 その綱領?のような立場をアッパレといわんばかりに宣言している。たんなるリンゴ箱、されどリンゴ箱だ。
 古さばかりでは現代ではないと思ったかどうかは分からないが、胸には映像機器と映像作品が流れている。

 何の意味があるのかは分からないが、愛をこめて立っている「リンゴ・ロボット」。
 リンゴリンゴ、リンゴ甘いか酸っぱいか、箱だけとはかわいそう、リンゴのハート門をくぐらせたい、くぐればそこは愛の花園、リンゴリンゴ、かじれば懐かしい古里の香・・・。



 次の③では米山将治展の感想記です


 

by sakaidoori | 2009-08-18 11:16 | [帯広] | Comments(0)
2009年 08月 03日

1051)①帯広市民ギャラリー 「『愛』をテーマのグループ展&米山将治展」 終了・7月9日(木)~7月14日(火)

○ 帯広圏現代アートパーティ企画展 4&5

 ◎ アートキャンプ・アートストーリー  愛
      表層の浮かぶ平原の杜

 【参加作家】
 池田緑 鈴木隆 橋本勇 伽井丹彌 熊澤桂子
 吉野隆幸 小林由佳 上山孝浩 梅田マサノリ

 
 会場:帯広市民ギャラリー A-1、A-2スペース 
    帯広市西2条南12丁目 帯広JR駅地下
    電話(0155)25-7250

 会期:2009年7月9日(木)~7月14日(火)
 時間:10:00~20:00
    (最終日は、~15:00まで)
 休み:水曜日(休廊日)

 主催:帯広圏現代アートパーティ

ーーーーーーーーーー()

 グループ展から載せます。


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 9名の帯広圏在住作家による美術展。いわゆる現代美術だ。

 9名の参加だが、展示スペースは恐ろしく不平等だ。この不平等さが実に良い。
 展示スペースで今展を別に名付けるならば、「鈴木隆とその仲間達展」と言いたくなる。

 会場はJR帯広駅の地下。テナント予定地が入居者不在により、市民ギャラリーとして出発したものだ。だから、美術家からすれば照明や間取りの問題でいろいろ不満な点もあるかと思う。だが、会場は広い。駅直結でこれほどの広さ、後は関係者がどれだけ自分のものにするかだろう。天井そのものは無茶苦茶低くはないのだが、間仕切りや柱の関係で低く感じるかもしれない。高さを求める時は外ですればいいのだろう。特徴を生かした作品が出来るかどうかにかかっているのだろう。

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     ↑:鈴木隆、「アブラムシ退治」。

 その広い会場を鈴木隆が思う存分に使っている。L型の通路のような残りのスペースを、他の作家がそれなりに巧みに見せる事になる。

 さて、鈴木作品は「アブラムシ退治」だ。何mあったかなー、天井から銀紙を床まで垂らして、かなり広い長方形の部屋を作り、中にミラーボールが点滅しているだけだ。「だから何だ!」、と聞かれると困っちゃうのだが、とにかくあっさり大きく無意味な存在が好ましかった。
 「無意味な存在」と言ったが、タイトルはついている。害虫であるアブラムシをこの装置で退治して、帯広の大地を実り豊にするのだ。ミラーボールは現代消費文明の象徴で、社会風刺なのかもしれない。だが、解釈すると何てつまらないのだろう。そうかもしれないが、違うかもしれない。
 作家は内なるエネルギーが溢れる時期なのだろう。


 以下、通路の順番で作品を載せます。

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     ↑:橋本勇(1970年 帯広生まれ)・「宇宙(そら)への道」。

 流木を使ったコンパクトな作品。鈴木隆が外に外にエネルギーが行こうとしているのに対して、非常に対照的な作品。内に内に綺麗にまとまろうとする感性の持ち主のようだ。卑弥呼の鏡のような拡大鏡があり、中の中を見せようと工夫している。


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     ↑:伽井丹彌、「曖昧な皮膜」。


f0126829_18541542.jpg 首吊りかとギョッとした。人形の中に仕掛けられている電飾のコードが、首吊りロープのような役割をしていた。電気は点滅し、皮膜だけを見せることを拒否し、存在感を際立たせていた。

 伽井丹彌女史は関節人形で著名な方だ。紙人形のヒップラインは締まって健康的だ。首吊りに反して若くて健康的だった。



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     ↑:梅田マサノリ(1958年 帯広生まれ)、「細胞の風景  ある余白の生」。

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 (見にくい写真になりました。失礼しました。)
 昨年、札幌のテンポラリーで見た作品と似た作品。同じとは思うが、展示空間が違うと「細胞の風景」が違って見える。札幌の展示は民家の木目調と光サンサンの中で健康的でシニカルというものであった。今回は暗くひんやりとした空間だ。いかにも人体の一部の標本のようで、薄気味悪さ100%だ。なぜか、見る人を寄せ付けない冷ややかなムードがある。札幌の個展と同様に時計の音がしている。静かなビルの地下にカチカチとせわしなく響いていた。


 以下、②に続く。

by sakaidoori | 2009-08-03 19:58 | [帯広] | Comments(3)