栄通記

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カテゴリ:[苫小牧]博物館( 8 )


2013年 05月 24日

2068)④「樽前arty2013 『誰かが見たこの街』展(山田良)」 工房LEO 終了5月3日(金)~5月6日(月・祝)

樽前arty 2013 

誰かが見たこの街』展
 



 会場:苫小牧市立樽前小学校
      苫小牧市字樽前102

 会期:20013年5月3日(金)~5月6日(月・祝)
 時間:10:00~17:00
     (最終日は、~16:00まで)

 【参加作家】
 竹本英樹(写真) 水野剛志(日本画) 山田良(建築・インスタレーション)


※ 樽前arty 2013  

 会場:工房LEO
    苫小牧市字樽前114
    電話(問い合わせ):090-5220-9087(藤沢) 

 会期:2013年4月28日(日)~5月6日(月・祝)
 時間:10:00~17:00
     (最終日は、~16:00まで)

ーーーーーーーーーーー(5.6)

 2052)①、2053)②、2064)③の続き。


 (以下、敬称は省略させて頂きます。)


 作品は学校のグランドにある。コンパネ・ハウス?だ。


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     ↑:山田良、「もうひとつの教室」。


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     ↑:(「さぁ-どうぞ」と、手招きしている。)



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 テントだ。雨模様、ホット一息進入だ。白テントで光燦々、らくちんらくちんと思ったのに、メッシュのテントで小雨も燦々。

 テントのような、テントでないような・・・壁のような壁でないような・・・直線模様の進む道、ぎくしゃくぎくしゃく頭を突っつく・・・遊び場のような休憩所のような・・・小雨は体にしみ入っても、光が入って大丈夫。濡れて座れないイス、あるのと無いのとでは大違い。ここは小学校、ちょっと子供心で中を散々、落書きも目に入る。やっぱり遊び場なんだ。

 オモチャのない遊び場、山田良の遊園地。教室?誰もいない青空教室、もう一つの教室。



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  「それでは、さようなら。またお会いしましょう」



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by sakaidoori | 2013-05-24 10:50 | [苫小牧]博物館 | Comments(0)
2013年 05月 22日

2064)③「樽前arty2013 『誰かが見たこの街』展(竹本秀樹)」 工房LEO 終了5月3日(金)~5月6日(月・祝)



樽前arty 2013 

誰かが見たこの街』展
 



 会場:苫小牧市立樽前小学校
      苫小牧市字樽前102

 会期:20013年5月3日(金)~5月6日(月・祝)
 時間:10:00~17:00
     (最終日は、~16:00まで)

 【参加作家】
 竹本英樹(写真) 水野剛志(日本画) 山田良(建築・インスタレーション)


※ 樽前arty 2013  

 会場:工房LEO
    苫小牧市字樽前114
    電話(問い合わせ):090-5220-9087(藤沢) 

 会期:2013年4月28日(日)~5月6日(月・祝)
 時間:10:00~17:00
     (最終日は、~16:00まで)

ーーーーーーーーーーー(5.6)

 2052)①、2053)②の続き。

 (以下、敬称は省略させて頂きます。)


 竹本英樹による写真展
 四つの教室を使っての展示。気分は、「樽前小学校、ぜ~ぶ竹本英樹」だ。教室の後ろ側が入り口。入り口側から会場風景を載せます。作品は人もいなくて渋い。卒業生を見送った後の教室、そんな感じだ。

 これだけの会場での作品発表も希でしょう。写真家にとっても良き体験なはずだ。今回は写真掲載を中心にします。言葉少なめにいきます。


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 一枚だけアップしましょう。


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 (追記 5/24:この部屋のテーマは「竹本英樹が見た緑が丘公園」。)



 次の教室に進みます。


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 道路、海、工場、煙突、煙、空、建物と苫小牧の風景が淡々と続く。竹本英樹調のボケ気味でベッタリした空間、記憶をたどるようにして風景をかみしめている。


 生徒たちとの共同制作だろう、日光写真もある。


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 (追記 5/24:この部屋のテーマは「竹本英樹が見た海・煙突がある風景」。)




 次の教室に進もう。



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 最初の部屋の風景はは「樽前山」、次は「苫小牧市」で当地以外だろう。この教室は「樽前」風景のようだ。枯草色が鮮明だ。



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 何を撮るでもなく、ただただシャッターを押している。時折見せる接写気味の写真も、特に踏み込んでいる感じもしない。進でなく退くでなく、立ち止まって風景がある。
 見る方にとっては変化もなくて退屈するかもしれないが、これが竹本空気なんだと感じると、彼の流れに身を任せるだけだ。・・・結構撮影者は楽しんでいるみたいだ。「樽前風景」を見ることにはまったようだ。踏み込まない距離感、気分は蝶々、まではいかないが、変化なき風景を飽きもせず眺めている。


 (追記 5/24:この部屋のテーマは「竹本英樹が見たウトナイ湖・勇払原野」。)




 最後の教室です。


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 写真家よると、写真作品は出来上がる途中の水の中がもっとも美しいとのことだ。そこで、実際に生徒たちに、暗室の中でで写真が水と共に誕生するということを体験してもらった。使われた水は当然ながら「樽前水」だ。
 この教室は、そういう体験後の余韻の間だ。教室を整理整頓し、子供たちは帰り、明日を待つ。

 作品は小学校からのものだろう。「樽前山→苫小牧市街→樽前地区→樽前小学校」と作品が進行したのだろう。あくまでも僕の推測だが。


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 「ロマンチスト・竹本英樹」の面目躍如たる作品だ。


 (追記 5/24:この部屋のテーマは「竹本英樹が見た樽前周辺 ~樽前Artyで完成する写真~」。)

by sakaidoori | 2013-05-22 09:58 | [苫小牧]博物館 | Comments(0)
2013年 05月 15日

2053)②「樽前arty 2013 『誰かが見たこの街』展」 苫小牧・工房LEO 終了5月3日(金)~5月6日(月・祝)



樽前arty 2013 

誰かが見たこの街』展
 



 会場:苫小牧市立樽前小学校
      苫小牧市字樽前102

 会期:20013年5月3日(金)~5月6日(月・祝)
 時間:10:00~17:00
     (最終日は、~16:00まで)

 【参加作家】
 竹本英樹(写真) 水野剛志(日本画) 山田良(建築・インスタレーション)


※ 樽前arty 2013  

 会場:工房LEO
    苫小牧市字樽前114
    電話(問い合わせ):090-5220-9087(藤沢) 

 会期:2013年4月28日(日)~5月6日(月・祝)
 時間:10:00~17:00
     (最終日は、~16:00まで)

ーーーーーーーーーーー(5.6)

 2052)①の続き。

 (以下、敬称は省略させて頂きます。)


 体育館での水野剛志展。


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 大作だ。今回のイベント参加への強い思い入れが伝わる。

 大きいのだが、今展用の作品とは気付かなかった。樽前山の見える学校だから、いつもそこにある作品と勘違いしてしまった。というか、水野剛志がこんな大きな山を描く人とは思っていなかったから。
 しかし、こんなに大きいのだが、ギラギラと主張していない。確かに水野剛志は大きな作品も描く。描くのだが、発散爆発型ではない。大らかにいつもそこにあるような描き方だ。主義主張という存在感よりも、廻りの空気を引き込む包容力作家だ。


 山のスケッチがピアノの廻りに散乱している。その中でのお気に入りを載せます。絵画大作と通じるものがあります。


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 絵画もスケッチ画も、山の雄姿を支えている山裾の表現に関心がいく。山そのものは白く淡泊だ。反して、山裾は黒味で、何かが蠢いているような、静かな勢いがある。「山」の不思議さを、一身に山裾が担っている感じだ。
 それはそうと、この超大作をもっと目立たせてもよかったのでは。学校玄関に氏の旧作である赤い花があった。それを隣に飾って華やかにしたら・・・。あるいは、今作は「シロタル(白い樽前)」、あるいは「アオタル(青い空のある樽前山)」だが、隣に「アカタル(赤樽)」はどうだろう。山が重複するのであれば、樽前山からの眼下の風景はどうだろう。そこは何にもない原野の相貌だ。氏ならば、優しく大きく原野を取り込むだろう。


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 さて、今展は単なる作家の発表展ではない。外の人間が、どういうふうにこの街・樽前を見たか。さらに、作家自身がこの地の生徒達と関わって、彼らに何かを残す、表現者自身もマレビトとして何かを頂くという主旨だ。
 だから、大作「樽前山」も、単に「山を描きたかった」ではない。

 それはともかくとして、生徒や父兄の方達の作品が壁に数珠繋ぎになっていた。幅は小さいが、これまたなかなかの長さだ。ワイワイ騒ぎながら制作したことだろう。


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 上の巻物が高校生の作品。下の巻物が小学生&父兄作品。下の方が楽しい。

 広い体育館だ。ここで皆ながはいつくばって描いたのだろう。今は静かで誰も居ない。外は雨風の騒がしい天候だが、まったく無関係に体育館がある。イベントも過ぎ去った。後は終わる時を待つだけだ。形あるものを作ったが、その形も消え去ろうとしている。何が残ったか?心に思いでとして、体に体験として積み重なるだろ。生活の中での楽しきザワメキとして。



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 ③に続く

by sakaidoori | 2013-05-15 00:42 | [苫小牧]博物館 | Comments(3)
2013年 05月 14日

2052)①「樽前arty 2013 『誰かが見たこの街』展」 苫小牧・工房LEO 終了5月3日(金)~5月6日(月・祝)



樽前arty 2013 

誰かが見たこの街』展
 



 会場:苫小牧市立樽前小学校
      苫小牧市字樽前102

 会期:20013年5月3日(金)~5月6日(月・祝)
 時間:10:00~17:00
     (最終日は、~16:00まで)

 【参加作家】
 竹本英樹(写真) 水野剛志(日本画) 山田良(建築・インスタレーション)


※ 樽前arty 2013  

 会場:工房LEO
    苫小牧市字樽前114
    電話(問い合わせ):090-5220-9087(藤沢) 

 会期:2013年4月28日(日)~5月6日(月・祝)
 時間:10:00~17:00
     (最終日は、~16:00まで)

ーーーーーーーーーーー(5.6)


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     ↑:(新札幌駅)







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     ↑:(JR社台駅構内の跨線橋から東側。目指す樽前方面。)
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     ↑:(JR社台駅構内の跨線橋から西側。白老方面。明らかにこの方面が中心だ。)


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     ↑:(社台駅と駅前風景。)


 イベント最終日に訪問。
 電車で行った。社台駅で降りて25分ほど歩く。
 雨で寒かった。国道淵を歩いた。隙間無く車が走っていた。騒がしい。トラックの水しぶきも激しい。風も強く、傘も壊れた。だが、にこういう日に田舎国道を歩くことはない。めったにない良い経験だ。そう思えば幾分心がなごむ。


 以下は、駅から会場までの風景写真。


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     ↑:(駅から5分も歩くと別々川に着く。橋に架かる別々橋から上流を望む。見えるはずの樽前山は見えない。JRの鉄橋がある。

 それにしても「別々川」とは?「べつ」は川の意だ。「川 川 川」になるが、それでいいのか?春先でも小川が沢山集まる場所があって、そういう場所を「ベツベツ」、ああるいは「ペッぺッ」と呼び慣わしていたのか?歩けばこういう名前にも会える。楽しいものだ。しかし、それにしても風が強かった。)


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     ↑:(別々川の川口方面。ちっちゃな川だ。辺りは谷地だろう。社台地区は別々川を避けて住宅地が発展したのだろう。人の住みにくい場所だ。それでも、江戸の昔はしっかりと漁場があったと思う。シャケかニシンか、どんな魚を捕ったのだろう。)



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     ↑:(会場近くのバス停「樽前三郡」、奥ゆかしい名前だ。古風なネーミングだがピンクがかわいらしい。)
 ここは国道沿いではない。国道から陸側に入った地域で、車もなくいたって静かだ。

 本来ならば歩きながら写真を撮るのだが、雨風でそんな状況ではなかった。)


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     ↑:(赤い屋根の長い建物が会場。藤沢レオしの工房もある。要するに、氏はこの辺に住んでいる。)



 イベント会場はショップになっている。一渡り眺める。グルッと会場を一周する。向こうの部屋で藤沢レオ氏がくつろいでいる。「イベント、ごくろうさん」で始まり、時候の挨拶、近況等、あれこれと美術談義。「そうか、フジサワ君はそんな考えなのか」と、すこぶる満足する。短い時間だったが有意義な時間だった。

 雨模様だから帰りは駅まで送りましょうと行ってくれた。そのつもりだっが、予定の電車時刻までたっぷりあり、何となく歩いて帰った。断りの連絡もせずに失礼をした。この場でお礼と同時にお詫びです。



 メイン会場の樽前小学校に行く。歩いて数分。



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 (以下、敬称は省略させて頂きます。)

 教室が展示会場だ。そこでは竹本英樹の写真展だ。天気も悪いからお客の入りは悪い。寂しいが見るのには好都合だ。写真は後で撮ろう、ゆっくり見ろうと自分に言い聞かせる。

 そして体育館だ。水野剛志会場だ。



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 ②に続く

by sakaidoori | 2013-05-14 12:06 | [苫小牧]博物館 | Comments(4)
2009年 12月 13日

1123) ②苫小牧・工房REO 「樽前arty 2009」 終了・9月16日(水)~9月23日(水・祝)


○ 樽前arty 2009

 会場:工房REO
    苫小牧市字樽前114
    電話
    事務局・090-7519-0429

 会期:2009年9月16日(水)~9月23日(水・祝)
 時間:10:00~19:00
     (最終日は、~18:00まで)

※ アーティー・パーティー ⇒9月19日 18:30~ 500円

◎ 樽前野外美術展
    ギャラリー・・・樽前小学校周辺・・・散歩道

 【参加作家】
 阿地信美智 加藤宏子 川上りえ 下沢敏也 谷口明志 藤沢レオ 藤本和彦

ーーーーーーーーーーー(9・23)

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 川上りえ・作品の後は、一端道を戻るようにして小学校の正門前を通る。何気に覗くグランドは広い。祝日だから子供も居ない。今日は札幌人の付き添いをしてくれるだけだ。

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 これは作品ではありません。
 単に砂場にビニール・シートをかぶせているだけ。

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 小学校の正門前のバス停。
 普通は「○○小学校前」となるはずなのに、なぜだか「王子正門通」。もしかしたら、この学校は、王子製紙の関連跡地を利用して建てられたのかもしれない。
 その真直ぐ通りを、美術マップは真直ぐ行くように指示している。何となく右側に美術品が見える。

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     ↑:③ 加藤宏子、「壁際の舟」・石。

 何となく行儀よく座るのには斜めになっていて都合が悪い。居心地は悪いが、その悪さが大理石?の重厚さを伝えていて、遊び心を満足させてくれる。
 通学の子ども達は何人座ってくれたことだろう?座る子ども等のスナップ写真を何枚も撮りたいものだ。この学校には何人の子供が通っているのだろう?
 ちんみに、この作品は先の道展の屋外入り口に展示されていた。


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 樽前山神社。
 何の由緒書きもない。仕方がないから調べてみた。
 (以下、「樽前」という言葉が頻繁に登場します。わかりやすく書いたのですがわかりにくい。※~※の部分は無視してくださったほうがいいです。)

※ かつて当地がニシンイワシで栄えていた頃、その中心地に樽前権現社があった。そこに、かの有名な円空仏が奉納されていたとのことだ。
 明治になって、その権現社は現在の苫小牧市街に樽前山神社として移転した。繁栄の場に御移りされたわけだ。今でも立派な神社が聳え立っている。
 ところで、元の権現社も「樽前神社」として新たに設けられ、その後移転はしたものの、「錦岡樽前神社」として元の地に戻ったと辞書には書かれている。現存するその神社に円空仏が安置されている。
 「錦岡樽前神社」が昔の「樽前権現社」の跡地のように書かれているが、錦岡が江戸時代に繁栄していたのだろうか?なぜ錦岡なのだろう?
 そして、今目にしている「樽前山神社」。この場所は江戸時代の権現社の跡地では無いが、その直系をを引いているのではないだろうか。なぜなら、栄えた場所の近くだと思うからだ。小さいがとても気になる神社である。
 「樽前の樽前山神社」、「錦岡の錦岡樽前神社」、「苫小牧市街の樽前神社」それらを結ぶ「江戸時代・樽前の樽前権現社」。樽前・苫小牧に行く楽しみがふえたというものだ。




 さて、光燦々のアスファルト道を後にして、マップに導かれて小学校隣接の森の中へと入っていく。ここからは芸森の野外彫刻のような感じで、森との語りを作家達が試みている。今までの作品が光の強さに主眼があった。明かりがあっての見えないものへのこだわりであった。これからは森の闇が登場する。


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     ↑:藤本和彦、「土ころび」・木材 人工芝。


 う~ん、なんて言えばいいのだろう。自然物・自然色に対して直角志向の人工色・人工物だ。
 「何だろう?何だろう?」。ただただつぶやくばかりだ。
 自然の中での人工物、そのミスマッチを確認し、果たしてミスマッチかグッドマッチかを作者自身が見つめているようだ。誰かの為というよりも、作家自身の遊び心を触発させる為の作品に思える。樽前の地で、自由に不自由なことを試みた感じ。


f0126829_22263410.jpg作家が包んでいた樹は何だったのだろう?


  いったん休んで、③に続く

 

by sakaidoori | 2009-12-13 22:54 | [苫小牧]博物館 | Comments(3)
2009年 12月 13日

1122) ①苫小牧・工房REO 「樽前arty 2009」 終了・9月16日(水)~9月23日(水・祝)

○ 樽前arty 2009

 会場:工房REO
    苫小牧市字樽前114
    電話
    事務局・090-7519-0429

 会期:2009年9月16日(水)~9月23日(水・祝)
 時間:10:00~19:00
     (最終日は、~18:00まで)

※ アーティー・パーティー ⇒9月19日 18:30~ 500円

◎ 樽前野外美術展
    ギャラリー・・・樽前小学校周辺・・・散歩道

 【参加作家】
 阿地信美智 加藤宏子 川上りえ 下沢敏也 谷口明志 藤沢レオ 藤本和彦


      ~~~~~~~~~~~~~~

◎ 講演 「地域とアート アートと地域」
       ⇒ 9月19日(土) 15:00~16:00 無料 於・ギャラリー2
 【参加者】
 岩倉博文(苫小牧市長) 藤沢レオ(当イベント代表) 内藤千尋(当イベント・メンバー)  千葉和魂(コーディネイター 当イベント・メンバー)
 
◎ アートショップ 樽前堂
     上限15,000円のお店

◎ artyメンバーのギャラリー展示   
    「アートドライブ」  於・工房レオ ギャラリー1
 【参加作家】   
 内藤千尋 堀米和克 山崎千鶴

◎◎ 北インド古典音楽
      「南沢靖浩×サイトウ尚登」

  9月22日 会場・15:00 開演15:30
  前売・1500円 当日・1800円
  於・工房レオ ギャラリー2


◎◎ 舞踏 田仲ハル
      野外彫刻・藤沢レオ

  9月22日(祝・日) 会場・18:30 開演・19:00~
  前売・1500円 当日・1800円
  於・ギャラリー隣接 特設会場
  
ーーーーーーーーーーーーーー(9・23)

 
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     (↑:会場に向かう途中での樽前山。)

 9月23日、初めて訪問する。
 工房レオと野外美術館を見るためだ。良い機会だから、樽前方面の足がかりになればとの思いも強かった。たった一日の見聞だったが、地理に郷土史にギャラリーにと大いに得るところがあった。

 工房レオ付近から、次に野外美術展の様子を載せます。7名の参加、全員載せれるかどうか・・・。

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 入り口の裏手に芸森でお馴染みの藤沢レオの作品が、鉄錆び鮮やかに並んでいた。
 上の写真は、その裏手からの撮影。右側の建物がギャラリー。今展のためのショップや若手の作品の展示場だ。その部屋の模様は撮ってきたが、掲載の確認を忘れたので割愛。
 左側はもとの納屋を土むき出しの状態で活用しているようだ。今回の舞踏の為の会場でもある。中の様子は・・・

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 ここで昨日、踊ったのだ。良いムードではないか。土臭さが目に焼きつく。

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 作品の奥に樹が倒れている。根っ子に引っ付いている白くて丸いのは軽石だ。ここは樽前山の南麓だ。この大地の薄い表土の下は樽前山などの噴火による軽石や火山灰が堆積しているのだろう。樹にとっては、どんなに根付いてもしれている。それに海や山からの強風もあるだろう。
 ここから海まではどれくらいだろうか。たいした距離ではないだろう。そしてフラットだ。いわゆる6,000年前の縄文海進の時期は海であったろう。
 江戸時代は今の苫小牧市街の海沿いはたいした場所ではなかった。その東の勇払川河口が内陸との出入口も兼ねて繁栄していた。そして、この近辺はタルマイ場所といわれていたが、樽前川河口が中心であったろう。ここからも近い。今と当時と同じ場所だろうか。サケやニシンイワシで賑わったそうだ。
 その川を遡れば地名の由来の樽前ガローがある。両岸が切り立った崖になっていて、名所にもなっている。山田秀三氏は「taor-oma-i(高岸ーあるーもの・川)・タオロマイ→タロマイ→樽前」か?と解している。ガローは当地に出稼ぎに来た東北人(秋田?)の「絶壁」を呼ぶガローからきているとのことだ。来年見に行って、ブログに載せよう。


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 一枚の地図が手渡された。屋外作品観賞用の地図だ。
 改めてみれば、先に紹介したあばら骨のような鉄さび作品も「① 藤沢レオ 『パッサージュ』」と書かれてある。

 地図を片手に夫婦で散歩だ。天気は良い。日射しは強いが暑くもない。



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 目指すは樽前小学校のグランド東隣、のんびりあるくこと5分で到着。
 作品はどこかとながめれば、木々に挟まれた側溝の上に、何やら黄色い糸が見える。側溝が環濠遺跡跡地の風情で、光燦燦さはタイムスリップした錯覚を覚えそう。

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     ↑:② 川上リエ、「Secret Light」・水糸 ペグ タイラップ。

 木漏れ日だ。見えない光を閉じ込めて、発散ささせている。
 子ども達が輪になって遊んだだろうか?
 僕は寝そべって、暇に任せて糸を眺めていよう。

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 (②に続く。
 この項目は切らないで続けます
。)

 

by sakaidoori | 2009-12-13 19:29 | [苫小牧]博物館 | Comments(1)
2007年 11月 05日

387) 苫小牧市・市民文化公園

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 絵画展は苫小牧博物館の特別陳列室での展示。その博物館は文教公園という性格の広場に占めている。温室や図書館なども隣接している。広い敷地で芝生、木立、噴水と市民の憩いの場であろう。メイン国道36号線にも近く、駐車場も整備されている。

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 昼食は水の無い小川の傍でビニールを引いての弁当。天気は良いが、木々の日陰は寒い。だいぶ葉も落ちた、種類によっては頑張っているのもある。誇らしく見える。

 遅い昼食後、散策。
 温室の一室では菊の品評会をしている。札幌地下街でも催されていて、見たばかりだ。少しこえた目で品定め。陰暦9月9日は菊の日、重陽の節句である。陽暦のこの日は陰暦で何日だろう?1・1は正月、3・3は桃の節句、5・5は子供の日、7・7は七夕、9・9は菊の日、11・11は何であったか?

 温室からは直接に図書館に行ける。1階が児童書などの一般図書室。2階は資料室になっている。2階には人がいないので、ぶらりぶらりと本棚を眺める。
 郷土誌の一角に美術公募展の図録がある。旭川の「新ロマン展」、「新道展」、混乱してしまったが「道展」か「全道展」の図録も並んでいた。おそらく寄贈なのだろう。
 パソコンがあったので自分のブログを見てみる。写真の写りを随分と非難された。他のパソコンではどんな風に写っているのか確認したくなった。ここのパソコンは少し古いタイプだから、写真の写りはあまり良くなくて、参考にならなかった。「栄通記」の質は悪いかもしれないが、参考資料にはなっているだろう。作家には申し訳ないが、それで良いと思っている。少しずつでも良くしていこう。(11・4)

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by sakaidoori | 2007-11-05 11:17 | [苫小牧]博物館 | Comments(0)
2007年 11月 04日

386)苫小牧市博物館 「パリを愛した画家たち展」 終了・10月13日(土)~11月4日(日)

○ トヨタ自動車北海道株式会社創業15周年記念事業
    エコール・ド・パリ パリを愛した画家たち展

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 会場:苫小牧市博物館・特別展示室
    苫小牧市末広町3丁目9番7号
    電話(0144)35-2550
 会期:2007年10月13日(土)~11月4日(日)
 休み:毎週月曜日
 時間:9:30~17:00(最終日16:00)
 料金:無料
 主催:トヨタ自動車北海道株式会社
 協賛:苫小牧市博物館


 入場が無料ということ、最終日ということ、天気も秋晴れで沢山のお客さんだ。入り口に入ると並んでいる。コーナーを曲がった先にも、30脚ほど椅子を用意して並んでいる。係りの人は手馴れたもので、頻繁に10人位誘導していく。申し送りをしながら、不思議な光景を楽しんだ後での美術鑑賞だ。

 図は無いが、詳細な作品解説の付いた出品目録を手渡された。
14作家22作品が2室に展示されている。メインのエコール・ド・パリの作家達と、パリに渡った日本人画家達の部屋だ。展示順番ずつに作家を、お気に入りを中心にコメントします。写真はチラシと頂いた葉書から。赤字は特に好きな作品。

○マリー・ローランサン(仏、1883~1956)。「王妃と王女」・1935年(52歳?)。
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 この作品には参ってしまった。最初に見れる作品なのだが、並んでいるので初めは斜め後方から見るわけだ。「遠見で見る美女にすぐるものはない」という諺があったかどうか、あのローランサンの白とピンクが上品に爽やかに目に飛び込んできて、ワクワクしてしまった。相当に時代を先取りしている。昨今の豊かな時代の色艶、リズムだ。これを見ただけで、苫小牧ドライブの甲斐があったというものだ。

○〃。「青い眼の少女」・1940年(57歳?)。

○マルク・シャガール(露、1887~1985年)。「ささげもの」・1941年(54歳?)。
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 赤と青の明快なコントラスト。豊満な人物といい、安定感の勝ちすぎた絵。

○〃。「画家とモデルと花束」・1983年(96歳?)。
 モノクロ(墨)による大作。大家が細かいことに拘らないで、墨の持つ力を画面にぶっつけた感じ。絵の出来よりも、100歳に近くなっての、この胆力・迫力には感服。

○ジャン・デュフィ(仏、1888~1964年)。「花束」・1926年(38歳?)。

 中品。壺に入った花束を描いた静物画。背景の色の配合が素晴らしい。くどくなく、赤・青・緑などがそれなりの面積を取って、花束を殺さずに囲っている。画布にしみこむような色だ。こういう色の発色、構成、リズム、などは油彩というものが肌に沁み込んだ人のものなのだな。日本人とはちょっと違うのだな。

○藤田嗣治。(東京都、1886~1968年)。「親子猫」・1940年(56歳?)。
○〃。「二人の裸婦」・1929年(43歳?)。
 縦長の大作。ギリシャ神話のような裸婦が力強く立っている。彼のこれほどの大作を見るのは初めて。藤田バリと言われる肌の色は素晴らしい。人物の輪郭線が日本画の墨のようだ。一発描きに思える技術・迫真性・表現力は確かに世界の「フジタ」だ。しかし、全くつまらない。「人間」を描いていないのだ。様式美・日本(東洋)的伝統美のヨーロッパへの質の高い紹介者だ。

○モイーズ・キスリング(ポーランド、1891~1953年)。「チューリップ」・1930年(39歳?)。
 ただチューリップを描いた小品。大胆と言うか大きな、開き過ぎたチューリップ。やはり発色が良い。赤が迫る。パンフには「彼特有の官能性も漂う」とある。まさしく。僕は最近、彼のセクシャルな人物画のパンフを飽かずに見ている。

○〃。「スペインの女」・1925年(34歳?)。
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 挑発的な目・鼻・口・髪型。黒が男心のドアをたたく。大きな手・・こちらが叩かれそうだ。背景の影と色の付いた壁が装飾とは無縁な人間臭さがある。

○ジュール・パスキン(ブルガリア、1885~1930年)。「下着姿の座る少女」・1928年(43歳?)。
 パスキン特有のあどけない少女が一人だけ、たたずんでいる。パスキン・ファンならば絶品と言うかもしれない。中品だから、作品との距離感が近くて人形のように手元に置いて見れる感覚。

○アメデオ・モディリアーニ(伊、1884~1920年)。「若い女性の肖像」・1918年(34歳?)。
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 これも中品。会場にあったアンケート用紙に応えて、この葉書を頂いた。
 こういう中品が美術館とは違った狭い空間に間をおかないで並んでいるのだ。人も見るために並んでいるのだが、全てが適度な感覚で非常に満足。

○モーリス・ユトリロ(仏、1883~1955年)。「ラパン・アジル」・1910年(27歳?)。

○〃。「冬の時代」・1930年(47歳?)。

○パブロ・ピカソ(スペイン、1881~1973年)。「カリフォルにーの鳥」・1960年(79歳?)。

 以上、第1室。第2室目録だけメモ。

○佐伯祐三(大阪府、1898~1928年)。「洗濯屋」・1925年(27歳?)。
 建物を画面いっぱいに描いて、存在感のある絵。テントだったか、手前の緑の部分も不思議な感覚。色や壁の字が躍るリズミカルさは全然無く、暗い。後で画集を見て、この絵の位置づけを調べよう。

○荻須高徳(愛知県、1901~1986年)。「サン・リュスティック通り」・1955年。
○〃。「仕立屋」・1930年。
○〃。「ホテル・ドゥ・リヨンドール・パリ」・1929年。
 荻須を見ていると佐伯に似ている。二人が親しいからそうなったのかと思った。パンフには佐伯の影響と書いてあった。

○児島善三郎(福岡県、1893~1962年)。「プラタナスの路」・1925~28年。

○岡鹿之助(東京都、1898~1978年)。「運河」・1967年。

○小磯良平(兵庫県、1903~1988年)。「パリ風景」・1961年。
○〃。「少女像(読書)」・1939年。

by sakaidoori | 2007-11-04 21:36 | [苫小牧]博物館 | Comments(11)