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栄通記

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2008年 09月 02日

747) 時計台 「渡辺励子展」 終了・ 8月25日(月)~8月30日(土)

○ 渡辺励子・展

 会場:札幌時計台ギャラリー ・1階B室
    中央区北1西3 札幌時計台文化会館
    (中通り南向き)
    電話(011)241-1831
 会期:2008年8月25日(月)~8月30日(土)
 時間:10:00~18:00 (最終日は~17:00まで)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー(8・30)

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 油彩画家・森山誠教室展の「グループEG展」でお話しをした方です。記事にもしました(⇒こちら)。その時にも書いたのですが、線が好きですね。ドロ-イングとしての線だけでなく、背景の絵の筆跡も線として主張しているようです。きっと「線」の好きな画家だと思います。絵は淡い寒色系が中心で、爽やかな空気感と立体感で線描の世界と呼応しています。具体的な音楽とは結ばないのですが、画家の持っている個性としてのリズムが聞こえてきます。線と色であれもこれもしたいのでしょう。


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 ↑:「作品 05-4」。(2005年4月制作の意味だと思います。以下同じ。)
 全体の流れでは異色な色の使い方です。僕は紫の部分が「人間」に見えて、始めの方で見たので「人間」が頭に焼き付いてしまい、その後の作品もどうしても絵の裏側に人を見続けてしまいました。おそらく作家にはそういう意図はなかったと思います。
 作品全部に言える事ですが、何かの風景のイメージに心象を重ねて抽象化していったのかもしれません。

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 ↑:「作品 05-3」。
 激しく線の世界です。色もどうしても激しくみてしまいます。


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 ↑:「作品 08-2」。
 こういう作品を見ると風景をどうしても連想します。
 幅広の道具で絵をガッガッと塗っているのですが、色の両脇の跡が線であることを主張しているようです。


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 ↑:「作品 08-1」。
 白い空と青い海をバックにして、線が人が踊っている。
 スパッと水平線?(横線)を入れたのが作家の意欲の表出ではないでしょうか。


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 ↑:「作品 07-1」。
 花の中に人が居る感じ。

 全てに言える事ですが、厚塗りになることも薄塗りなることも避けようとする画質感です。いわゆるマチエールのレベルを評価することは僕には出来ません。その辺はわからないが、線で区切られている画面が絵に立体感を生み、物怖じしない立ち姿、キリリとした画家の主張を感じました。


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 ↑:「作品 08-7」。
 最新作でしょう。この個展が決まって、最後の作品かもしれません。


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 ↑:「作品 07-4」。

by sakaidoori | 2008-09-02 14:28 | 時計台


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