栄通記

sakaidoori.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2008年 01月 19日

479) テンポラリー「森万喜子・展」・油彩 1月9日(水)~1月20日(日)

○ 森万喜子・展

 会場:テンポラリー スペース
     北16西5 北大斜め通り・西向き 隣はテーラー岩澤
     電話(011)737-5503
 会期:2008年1月9日(水)~1月20日(日) ・14日の月曜日は休み
 時間:11:00~19:00 (最終日は17:00迄)


f0126829_22161036.jpg

f0126829_22172114.jpg

f0126829_22184733.jpg

f0126829_22201174.jpg


f0126829_044728.jpgf0126829_2225387.jpg












f0126829_23573892.jpg
f0126829_22263782.jpg













f0126829_22322059.jpg




 明るく暖かい世界。

 夕闇の中を歩いていると民家の明かりがとても恋しくなる。
 ここは冬の北海道。車も走り辺りはそれほど暗いというものではないが、防寒着やマフラーをして、白い息をしてギャラリーの前に立つと、中の灯りにほっとする。
 今回は夜の屋外から見ると、やけに明るさが際立っている。正直に言って、いつものテンポラリーとは違うムードに好奇心を覚えて、ドアを開け、敷居をまたぎ、一気に部屋の中央へと入って行く。中は暖色系の色の世界、前後左右、上空からと色が目に飛び込んできた。外の暗闇と雪の白さに慣れた目にはまぶしく、体は少し浮いた気分になり、思わず頬が緩んでしまった。

 二つのことを思った。

 一つは昨年テンポラリーで個展をされた後藤和子さんの水彩による青の世界。
 彼女のテンポラリーでの絵の世界は青が床から天に向かって立ち上がっている世界だった。青だから水なのだろうが、僕には水を吸い込んだ樹が枝葉を広げて立ち上がり、屹立した風情に見えた。
 森さんの世界は色が七色になり、部屋を埋め尽くし、こちら迫ってくる感じだ。もくもくと盛り上がってこちらに押し寄せてくる。

 一つはマリー・ローランサンのこと。
 入り口、上部に一つだけ展示されている小品が気になった。これ以外の作品は黄色、緑、だいだい色が主体だ。これは際立って別の色の作品だ、ピンク、白、青と・・とても淡くみずみずしい。「あー、森さんはきっとマリーが好きなんだ」と思い込んだ。そう思うと、今度はマリーとの比較をしながら楽しむことができた。
 ローランサンと言えば透き通るような青、白、ピンク、あどけない少女達の叙情的世界だ。彼女好きの画家ならばその色を再現したいと思うだろう。愛好家はいつまでも夢のような世界に浸りきりたいだろう。
 森さんの絵には人がいない。キラキラしていて、透き通るような色仕上げではない。ローランサンが好きなのになぜだろう?ローランサンが好きと思ったのは勘違いか?僕は僕の第一印象、直感を信じる。彼女は人は描かないが、あたかもそこに女性たちが花園で歌っているようにしたいのだ。色は輝くようにして十重二十重の世界で空間を覆い、色と色の空間へ見る人をいざないたいのだ。ローランサンとは色の使い方を逆にしてローランサンの世界を再現したいのでは。ちょうど後藤さんの世界を逆手に利用したように。

 あまりにローランサンと後藤和子さんに拘って森ワールドを見たのかもしれない。それは画家に失礼だったかもしれない。色だけの抽象画、観る人に勝手な空想をいだかせるものだ。(1・12)


f0126829_0141063.jpg


by sakaidoori | 2008-01-19 20:02 | テンポラリー | Comments(4)
Commented by morimakiko at 2008-01-19 12:16 x
ご紹介いただいてありがとうございます。写真下から二段目右の額に入った作品を時計回りに90°回転していただければ本来の位置になります。画面の都合上かと存じますがよろしくお願い申し上げます。
Commented by sakaidoori at 2008-01-19 20:01
>morimakiko さんへ

 本当にすいませんですた。
 最近、パソコンをリースしていて、写真の取り込みが不慣れで、画像回転をしないで、取り込んでいました。訂正しました。重ねてお詫びします。

 文章も書かないでそのままですいませんでした。簡単ですが直ぐに書きますので、お許し下さい。
Commented at 2008-01-20 23:01 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by sakaidoori at 2008-01-21 08:31
>非公開さんへ

 お早う御座います。本当に今年もよろしくお願いします。

 いつもいつも、すいませんです。後で訪問しますね。


<< 480) 1月19日土曜日のス...      478) 資料「2007年藤谷... >>