澤口紗智子さんの写真作品(3月25日撮影)。(後でもう少し写りのいいのに交換します。)
黒板に澤口さんがドローイングしたものを自転車を配して撮ったもの。
夕張美術館の市直営としては最後の展覧会、「Finish and Begin 企画、夕張応援作家展」に出品された作品、「Line of Sight in旧夕張市立清陵小学校」。
「少年時代」を思い出すような道具立てで、ありふれた写真に見えますが、若い澤口さんが「黒板」に自由に振舞っている姿が見えて、とても新鮮です。単純な線、単純な写真、過去ー現在ー未来、これからの夕張が涸れた病人の時代になるか、青春の光ある悩める時代になるか、澤口さんという個人の行く末と重ねて見てしまいました。
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6月25日記) 夕張には2月18日と、企画最終日の3月25日に行った。ある程度の報告記は書いた。もう少し報告すべきだったが、時間だけがすぎてしまった。これはこれで良しとしておきたい。
最終日に野口裕司さんに作品・「淡跡(あわあと)」紹介の許可を頂いた。遅くなりましたが載せたいと思います。皮膚に貝殻模様のような淡い刻印です。野口さんらしい繊細で綺麗な作品です。
去る6月18日に美術作家の門馬よ宇子さんがお亡くなりになりました。
女史の作品も応援作家展に出品されていました。掲載許可の電話でお話ししたのが最後の交わりになりました。もう少し時間が過ぎてから、個人的な思い出を書きたいと思います。
謹んでご冥福をお祈りします。
丸島 均