栄通記

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2017年 08月 07日

2569)②「『moment』 篠原 奈那子(藤女子大学4年)写真展」 アートスペース201 8月3日(木)~8月7日(火)




moment

篠原奈那子写真展

(藤女子大学写真部4年)



会場:アートスペース201 5階6階(全館全室)   
      中央区南2条西1丁目7
       山口中央ビル  
      (東西に走る道路の南側。)
     電話(011)251-1418

 会期:2018年8月3日(木)~8月7日(火)        
 休み:水曜日(定休日)
 時間:10:00~19:00
    (最終日は、~18:00まで。)
 

ーーーーーーーーーーーーー(2.8)


今展の特徴をザックリと書きます。

①最大の特徴であり、長所は、バライタ紙のみで(当然、手焼きモノクロ)39点展示したことだ。しかも学生が!
金銭的にも、労力的にも、手焼きのレベル的にも、制作する緊張度といい立派としか言いようがない。

実力のある大人の写真家諸君!機材の自慢ばかりをしていても仕方がないのだ、やれ構図がどうだとか、焼き具合が悪いとかを言う暇はないのだ!篠原奈那子展をみるべし。君たちが忘れていた写真心の原点がここにはある。

窓のない展示会場は、篠原奈那子好みに包まれている。一人静かにボーッと何かに浸っているという・・・。



②誉めるのはそこまでだ。

確かに悪くはない。が、さて・・・。
個展は他との比較が出来ないから、だからこそ発表者の意志、意欲、情念、情緒がストレートに伝わる。今展の場合は、「22歳という女子大生の、深くもなく浅くもない乙女心。沈むでもなく、浮かぶでもない不安定なムード。重くもなく、軽くもない明日への夢。そしてほんのチョッピリ美しくありたい自分。

おそらく、若い女性にとっては落ち着く会場になっている。だから、今展を大成功と言えば言えるのだが、僕には大いに不満が残る。

拡がりがない、冒険心がない。あまりにも小さな小さな視野狭窄の世界だ。
現在の位置に止まっていたら、発表する材料に尽きるだろう。

自分に浸るロマンはあっても、自己愛は感じるが・・・作品とはそういうものなのだが・・・若さのかわいさがあっても、新たな乙女心や不安定感を感じない。

・・・・・・

だが、無い物ねだりを篠原奈那子に求めているのかもしれない。
彼女が「撮影者」に止まるのならば今で充分なのかもしれない。
「22歳の女」、「22歳の篠原奈那子」にはもっともっと沢山の心があると思うのだが。
少ないとしても、いろんな見方があると思うのだが。

女とは化けるのを楽しむことができる。もっともっと化ければいいのに。
おてんば娘が女の原点だと思っている。もっともっと好き勝手に遊べばいいのに。いろんな「不安」を見つければいいのに。



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左回りで作品を載せていきます。



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会場は壁面毎にシーンを替えている。
上の写真群は一番最後のコーナー。友人をモデルにしている。この壁で盛り上がらねばならないのに、一人の女性をほんの少しだけ変えているだけだ。変化に乏しかったのが今展の最大の問題点だろう。今後を期待しよう。








by sakaidoori | 2017-08-07 11:22 | アートスペース201 | Comments(0)


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