栄通記

sakaidoori.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2017年 01月 22日

2554)②「4年・太田友真 ~道教育大空間造形研究室展+卒業制作展」資料館 終了/1月17日(火)~1月22日(日)

北海道教育大学岩見沢校
芸術課程美術コース 実験芸術専攻
 
空間造形研究室展+卒業制作展
  


 【参加学生】
 ギャラリー1: 3年・高橋乃亜 2年・齋藤柚花 2年・中村樹里 
 ギャラリー2: 院1・藤原千也 
 ギャラリー3: 4年・山田大揮
 ギャラリー4: 2年・島田真祈子
 ギャラリー5: 4年・太田友真
 ギャラリー6: 4年・内藤万貴


 会場:札幌市資料館2F ミニギャラリー全室
     中央区大通西13丁目 
     (旧札幌控訴院
      大通公園の西の果てにある建物)
     電話(011)251-0731

 会期:2017年1月17日(火)~1月22日(日)
 休み:月曜日(定休日)
 時間:11:00~19:00
     (最終日は、~17:00まで。) 
 
ーーーーーーーーーーーーー(1.21)


◎ギャラリー5:
4年・太田友真 の場合


タイトル:級
    動物の骨 動物の毛 ガラス板 他




f0126829_1645969.jpg




f0126829_22145824.jpg




f0126829_22115595.jpg




f0126829_16182541.jpg



f0126829_16194919.jpg




 墓標だ。霊安室のようだ。

 静かだ。光が空間を十字に切り、影となってこの場を厳かにしている。

 アクリル板には文字が敷き詰められている。まるでバイブルだ。文字よ永遠に!聖書こそ本の中の本、聖なる言葉の箴言集・・・をここに再現したみたいだ。

 それでは何を書いてあるか?全然読む気がしない。まるで呪文のようで、読む気がしない。それどころか、避けたい気になる。そうなんだ、墓場みたいで親近感がわかない。こんなに綺麗で静かで厳かなのに。
 どこか突き放したような孤高感。それがこの作品の生命線かもしれない。狭き門より入れ、どこに門があるかは「君自身が発見せよ」と壇上から神のごとく命令している。





f0126829_2220537.jpg




f0126829_22202066.jpg




 実は、ここに書かれているのは「ハエ」のことです。タイトルは「級」。「審級」という意味を含んでいる。「審級」がまたまた面倒です。裁判で2審、3審と上訴して上級審で審理すること「審級」と呼ぶみたいだ。つまり、ハエは不当にも人間におとしめられたから、上級審でハエの潔白を証明するのが、展示作品の文字論文のようだ。
 「ハエ」を救うというほとんどムダなことに全エネルギーを注ぐ!人の過剰な精神を墓場の中に閉じ込めた作品ともいえよう。どこか、ドストエフスキーの「罪と罰」をアレンジしたみたいだ。

by sakaidoori | 2017-01-22 23:31 | 資料館 | Comments(0)


<< 2555) 「2017年 元旦...      2553)①「2年島田真祈子 ... >>