栄通記

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2016年 01月 14日

2479) 「第22回 みなもの会 新春展(日本画展)」 セントラル 1月12日(火)~1月17日(日)

第22回 みなもの会 新春展 


 会場:大丸藤井セントラル・7Fスカイホール
     電話(011)231-1131
     中央区南1条西3丁目
      (東西に走る道路の南側)

 会期:2016年1月12日(火)~1月17日(日)
 時間:10::00~18:30
     (最終日は、~17:00まで)

ーーーーーーーーーーーーーーーーー(1.12)

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 日本画家・中野邦明氏の教室展。

 毎年毎年、新春を飾る展覧会だ。主婦中心の絵画展であり、花鳥風月を基本にしている。丁寧に丁寧に、優しく優しく・・・。刺激的作品群ではない。ゆるりゆるりと新春気分を再確認するには良い場所だ。それに、当方も年をとった。おそらく、この会の平均年齢も少しずつ上がっているだろう。妙な話ではあるが、その辺も淡々と楽しんでゆるゆると時間を過ごすことができた。

 以下、会場風景です。


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 何点か個別作品を載せます。今展の代表作というのではありません。僕の、この日の好み群です。




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   ↑:二宮悦子、「芥子の花」。


 
 花弁の白いラインがグニャグニャしている。端正に描いたラインでない。「生きている」っていうのか、こういう肉筆感が僕は好きだ。そして茎が少し曲ながらどこかにいこうとしている、ここにも生き物の足跡を感じる。




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   ↑:橋爪由起子、「あざみ」。



 やはり、茎が何かを求めて伸び上がっているのが好きだ。
 あざみのトゲトゲした葉っぱも何かを求めて踊りながら上向いている。こういう上向き感が僕好みだ。





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   ↑:中武ナナ、「雪の中の音楽会 -招待状-」。



 あっけらとした挑発感、髪の朝顔も女の心を代弁しているよう、「さ、早く私に話しかけて!一緒に遊ぼうよ」。





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   ↑:草間典子、「マスカット」。



 この薄塗りの淡綠がいたく気になった。控えめな色具合だが、丸い形は大きく自己アピールしている。沈むはずの淡綠が面として全体が目に迫る。端正な丸い形が卵のよう。若い絵だ。





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   ↑:左側、西形礼子、「コスモス」。
   ↑:右側:佐々木ひとみ、「つわぶき」。





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   ↑:山本政影、「故郷の空」。



 花鳥風月の多い中で、工場群にスポットを当てた今風の風景画。おそらくこの街は昔ほど活気はないだろう。そういう港町は道内では皆無だから。しかし、絵は美しく元気に、しかも若々しい。実景ではあるが、心の故郷でもあろう。それは描き手の若き時代でもあろう。絵画は「今」を描いても、どこかに「昔」をよりどころにしているのだろう。




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   ↑:尾崎詢子、「春に咲く」。


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   ↑:(上掲の部分図。)



 白い花と緑の葉っぱだけ。清々しく咲き誇っている。一つ一つの花びらは若き女性、お喋りをする前の慎ましやかな立ち姿だ。その花たちは自身の姿とは裏腹に「今日は団子を食べたいな・・」と呟いているかもしれない。



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   ↑:舟橋萬起、「シャクヤクの芽」。



 鮮やかな朱だ。際だった朱だ。孤軍奮闘だ。
 「元気に良い人だ・・」、タイトル・プレートには『96歳』とある。他の方も勇気をふるって色にチャレンジして欲しいものだ。いや、形にも主題にも。









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by sakaidoori | 2016-01-14 20:27 | 大丸藤井スカイホール | Comments(0)


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