2014年 03月 09日

2364)「西美展 北海道札幌西高等学校 美術部・書道部校外展」 市民ギャラリー 3月7日(金)~3月9日(日)

        
  
   
  
西美展 

北海道札幌西高等学校 美術部・書道部校外展     
   




 会場:札幌市民ギャラリー 3階 
     中央区南2東6(北西角地)
     電話(011)271-5471

 会期:2014年3月7日(金)~3月9日(日)
 時間:10:00~17:00
      (初日は、11:00~、最終日は、~16:00まで。)
 休み:月曜日(定休日)

 主催:北海道札幌西高等学校


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー(3.7)


 美術部中心に載せます。



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 夏の高文連、秋の学生全道展、冬のU21道展出品作が勢揃いしている。一応、その展覧会を全て見たから、今展の全作品は見ているはずだ。が、記憶にないのが大半だ。どこかで見た感じがする、程度の記憶しかない。そんなわけですから、全作品を載せます。




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 あるがままに綺麗に、そして自分らしく描くだ。しっかりした描写力だ。作品も大きくて見応え充分だ。これだけ描ければ、描き手も満足感はあると思う。それに見知った作品も多くて、こちら側は何となく安心して見た。
 
 受付嬢二人と会話した。彼女らの作品から載せます。



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   ↑:第7回道展U21優秀賞 2年・富樫優香、「ワレヲウツス」・F50 油彩。



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   ↑:(上掲の部分図。)



 横線が擦り傷のように這い回っている。僕の写真撮りの悪さではありません。鏡に写った自分を描いているのだが、その鏡の擦り傷だ。何とも憎い絵画に仕上がった。見る側の焦点が人物にいっては手前の傷に合わせたりと、せわしなく焦点運動を強いられる。そうこうして見ていると、人物自体が重く大きく見え始める。顔を描いてはいないから、可愛いとか綺麗とかで女学生を見なくてもいい。

 富樫優香の他の作品もそうなのだが、人が好きだからしっかり描くのだが、スルーッと絵の中心から人物が引き下がっていく。絵空事としての絵画、見る見られる存在を楽しんでいる。




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   ↑:第55回学生美術全道展入選 2年・富樫優香、「夜のしじま」・F100 油彩。



 等分分割直線という幾何学模様、蜘蛛の糸のドローイング模様の絡まりがセールスポイントだ。それ以上に「青」だ。
 この人は何でもできるのだが、自由連想的なドローイングが特別に好ではないだろう。だから、絵画全体から「自由さ」は聞こえてこない。ちょっと理知的な感じ。だが、応用がきくというか、絵作り機転や自由さはたいしたものだと思う。それに、色作りも素晴らしい。
 お話を伺えば、富樫優香は絵を女子一生の仕事とは捉えてはいない。それはそうなんだが、その知性と感覚をもっと見たいものだ。






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   ↑:第59回高文連石狩支部美術部展・研究大会佳作 1年・貝澤由紀、「好奇心」・F30 油彩。



 綺麗に可愛く一歩踏み出す、そんな初さがほんのりする。1年生なのによく描けるものだ。





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   ↑:第7回道展U21入選 1年・貝澤由紀、「ぶつけたらそこに世界が広がって」・F50 油彩。



 貝澤由紀・絵画は小娘さんから一気に大人直前に成長してしまった。成長したのはいいことなのだが、画面の下部を仕上げきれなかったのが惜しい。「時間がなかった」からだろう。もったいない。

 おそらく色爛漫が好きな学生だと思う。発色強く元気な色が目標だろう。今は研究途上だ。いろいろと工夫してお気に入りの輝く色を造って欲しいものだ。





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   ↑:第7回道展U21入選 由浪玲奈、「配線」・F50 油彩。



 ネズミ目線で床の配線を描いている。多分、写真を利用したのだろう、忠実に描いている感じだ。乱雑なあっけらかんとした存在感や空気感が気になるのだろう。今は、気になる存在をありのままに描くことで充分なのだろう。ただ、個人的に思うのは、この見つめる視線はこれからどうなるのかと問いかけてみたくなる。ただあるがままにを正直に受け入れるのか?乱れた世界に自由を感じているのか?薄暗い世界に愛の眼差しを向けたいのか?

 誰も見向きもしない床の片隅の配線世界。あまりに強い写真的描写力は何処を目指すのだろう?




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   ↑:第47回全道高等学校美術展・研究大会入賞 2年・本木野乃花、「猫の旅」・B1 アクリル。



 よくも一杯詰め込んで夢一杯にしたものだ。生き物は確かにびっしりだけど、夜の青さも広々ととっている。野乃花版銀河鉄道だ。







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   ↑:第7回道展U21奨励賞 2年・高橋侑汰、「晩餐」・F50 油彩。



 ワニ、ちょっといびっちょなのが良い。そのかわいげなワニが何でも食べるぞとよだれカキカキで、凄みもある。ユーモラスな迫力画だ。






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   ↑:第55回学生美術全道展入選 1年・勝木那琴、「境目の女」・F100 油彩。



 顔が異様にリアルだ。その顔が、これまた異様に此方に迫ってくる。この顔と女が「境目」と画家は主張するが、境目を越えて此方に無遠慮に越境してくる。わらってどこにでも侵入するのだろう。







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   ↑:第7回道展U21奨励賞 1年・勝木那琴、「カフェモカ色」・F50 油彩。




 やっぱりこの絵も勝木那琴だ。やっぱり顔がこちらに迫ってくる。やっぱり笑顔で越境侵入だ。女の笑みには注意しなくちゃ!!






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   ↑:第55回学生美術全道展入選 1年・本木野乃花、「秋の正夢」・F100 アクリル。




 さきほどの猫の絵と同じ学生だ。作品で好みを選んでいるのだが、やはり似た画風を選ぶようだ。

 猫の絵でもそうだったが、サイケで妖艶な世界。水に透けて見える膝小僧がおもしろい。自然に視線は太ももへ、ミニ・スカートへ、黒髪へ、大きな黒い瞳へ、そして大輪の明るき花びらへ。やはり闇夜の青が得意だ。





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   ↑:第47回全道高等学校美術展・研究大会入賞 1年・中田結依香、「帰り道」・F30 油彩。



 この絵はよく覚えている。「鍵っ子の鍵にしては綺麗すぎるな、寂しさの逆表現か?家に対する愛情か?」そんなことを思いつつまじまじと見つめた。絵の勉強でもあるから必要以上に綺麗に描いたのかもしれない。いやいや、他人には言えない鍵への思いがあるのかもしれない。





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   ↑:左側、第7回道展U21奨励賞 1年・宮里友梨、「ハンバーグセット~教科書を添えて~」・F50 油彩。
   ↑:右側、第59回高文連石狩支部美術部展・研究大会佳作 3年・尾崎桐子、「otome mode」・B1 アクリル。

by sakaidoori | 2014-03-09 00:10 | 市民ギャラリー | Comments(1)
Commented by 根保孝栄・石塚邦男 at 2014-08-12 09:54 x
若い才能がのびのび開花してますね。
楽しく活気ある展覧楽しみたいです。


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