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栄通記

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2013年 11月 25日

2312)「吉田切羽 写真展 『on the road』」 テンポラリー 11月19日(火)~12月1日(日)

    


吉田切羽写真展 「on the road   






 会場:テンポラリー・スペース
      北区北16条西5丁目1-8
       (北大斜め通りの東側。
       隣はテーラー岩澤。)
      電話(011)737-5503

 会期:2013年11月19日(火)~12月1日(日)
 休み:月曜日(定休日)
 時間:11:00~19:00 

ーーーーーーーーーーーーーー(11.24)


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   ↑:(会場左側の風景。)



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   ↑:(会場正面の風景。)



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   ↑:(会場右側の風景。)



 (以下、敬称は省略させていただきます。)


 写真展だ。人だ。付かず離れず、相手との距離感を保ち、こちらが微笑めば相手もニッコリ、そしてパチリパチリ・・・。ついでに素通りする大人も、遠くで遊んでいる子供達もパチリパチリ。そんな人物写真が飽くことなく続いている。

 人の好きな写真家だ。だからといってビビットにクローズアップに迫らない。誰かと何かと関わる世界、一つの包まれた世界を大事にしてパチリパチリ。写された人と絡まり合いながら、周りの風景にも愛着を感じてしまう。
 きっと自然も好きな人だろう。でも、燦々太陽の下での燃える大地とか、飽くなき光探求という人ではないようだ。追求派ではなく、関係重視の抱擁派だろう。だから今展も「癒し」にもなっている。写真家は「癒し」を求めて撮ってはいない。あまりに自然な写真家の位置に、見るこちら側が心地良く浸ってしまい、「あ~、癒されました」という言葉を貰えるかもしれない。写真家はきっと喜ぶだろう。それは、その言葉への共感と、何かしらの違和感にテレてのことかもしれない。人の好きな人だ。「どんな言葉も受け入れる人」、そんな良き誤解を与えてくれる写真家だ。



 2階の一部がアフリカ、それ以外は全て東南アジアのようだ。タイ、ベトナム、カンボジア、ラオス・・そんな感じの仏教国と写真は教えてくれる。



 始めにお気に入りベスト1、ベスト2、ベスト3を載せます。


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 以上の共通点は「女の子」。人の好きな吉田切羽だが、特に「女の子」が好きだ。彼の好みにすっかりはまってしまった。

 吉田切羽にとっての「女の子」とは?「女の子」、確かに女性以前の存在だが、「エロス」を含んでいるのか?間違いなく「エロス」はある。というか、現実の性的「女」以上の価値を見いだしているのだろう。「愛でる存在」として。天真爛漫さ、純真さ、直向きさ、可愛さいじらしさ、小さき世界での主人公、男の子への対抗心、エロスのチラリズム・・・それら全てを愛おしく思っているのだろう。かなわぬ恋、プラトニック・ラブの中に生きているのだろう。
 今展は「on the road」、「淡い恋の旅路」と言えば言い過ぎだろう。それ以上の要素も沢山埋め込まれている。でも最後は、セルバンテス的な「見果てぬ路傍物語」と言いたくなる。




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 「人生は楽しい」、あるいは「人生は危ない」。





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 以上は全て1階です。



 載せすぎになりそうですが、やはり2階も案内したい。なぜなら、2階は「大人たち」や「人のいない風景」などが主役のようだから。



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 拡大(クリック)して楽しんで下さい。

 被写体は1階とは微妙にズレている。1階の作品の色違えもある。その心は共通でしょう。が、いくつも持っている写真家の引き出しは確認しておこう。一本の見方だけで吉田切羽を決めつけかねない。
 しなやかで柔軟だ。拘りの無さではないだろう。「これを見よ!」、というタイプではないのだろう。その代わりに沢山の作品で自己の世界をアピールしている。




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by sakaidoori | 2013-11-25 12:12 | テンポラリー


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