栄通記

sakaidoori.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2013年 11月 01日

2284)②「第25回 有島武郎青少年公募絵画展」 (ニセコ町)有島記念館 10月19日(土)~11月4日(月・祝)

 



第25回 有島武郎 
青少年公募絵画展
   




 会場:ニセコ町・有島記念館 特別展示室 
     ニセコ町有島57
    電話(0136)44-3245 

 会期:2013年10月19日(土)~11月4日(月・祝)
 時間:9:00~17:00 
    (入館は16:30まで)
 休み:平日の月曜日
 料金:一般500円 中学生100円 

ーーーーーーーーーーーーーーーー(10.26)


 2283)①の続き。


 前回に続き、作品を纏めてみていきます。始まりは①と重複します。



f0126829_10555572.jpg




f0126829_10563646.jpg




 次の部屋に進みます。



f0126829_10574233.jpg




f0126829_10575727.jpg






f0126829_10583625.jpg




 次の部屋です。
 明瞭に把握していませんが、次の部屋からは中学生作品が多くあるのでは。残り2室です。






f0126829_10585334.jpg





f0126829_1162489.jpg





f0126829_1193333.jpg




f0126829_119527.jpg




 いよいよ最後の部屋です。四角四面を一枚ずつ載せます。




f0126829_11121472.jpg




f0126829_1112289.jpg




f0126829_1112459.jpg




f0126829_11131085.jpg





 さて、個別作品を何点か載せます。選定に深い意味はありません。



f0126829_11181271.jpg
   ↑:奨励賞 札幌白陵高校1年・中澤綾子、「遠い日の旋律」。


 重たい作品だ。タイトルだけを聞けば、どこか「古き良き頃」とか、「思い出一杯の懐かしさ」を連想しがちだ。
 「遠い日」ではない。あまりにも身近な・・・忘れがたき昨日の出来事・・・その時、音楽が流れていた・・・忘るまじ・・・忘るまじ・・・。




f0126829_19481671.jpg
   ↑:奨励賞 釧路町立遠矢中学校1年・野坂悠乃、「有意義」。



 いわゆる画中画だ。「樹を描いている女の子」が表面の主人公だが、本当の主役は沢山の「窓」だ。空に貼られた「紙」には雲が描かれている。紙をたなびかせながら、3枚も貼っている。「ドア」がある。「隙間」がある。女の子の座っている床の「三角形」、そういう多くの窓に吸い込まれそう。そうなると、樹の回りの白い部分(背景)がぽっかりとした「穴」になってしまい、二段構えにも、三段構えにもなって、何にもない世界を凝視することになる。

 焦点がないような世界、なのに空間をググッと見てしまう。マンガ表現的なので深刻ぶらずに見てしまうが、マンガ手法ならではの優しき空間表現だ。





f0126829_2034980.jpg
   ↑:北海道教育大学附属釧路中学校3年・中谷仁美、「ORANGE」。



 薄塗りで仕上げていて、「あ~夏、さわやか!キュッとオレンジジュースを体に浴びちゃおう、あ~夏、オレンジ、軽く弾けそう」そんな気分だ。
 気分も爽快で宜しいが、大胆なオレンジ、大胆な色使いは人目を惹く。それでいて薄塗りだから嫌味はない。気分の大きな中学3年生だ。





f0126829_2012066.jpg
   ↑:奨励賞 千歳市立東千歳中学校3年・辻谷なな、「夏の収穫」。



 この絵にも驚かされる。収穫物と収穫物の間に、何やら薄気味悪いものがインベーターのようにして蠢いている。収穫物とは異質で、あたかも腐らす存在のようだが、それにも負けずに野菜たちは生き生きしている。むしろ、この変な猥雑物があるおかげで、さらに逞しく見える。
 「生まれいずる悩み」を通り越して、「生まれいずる自己主張」になった逞しい作品だ。色使いも渋い巧みさだ。

 今展の中学生部門で一際注目されるのは、「千歳市立東千歳中学校」生徒の大作群だ。美術部顧問の頑張りと、生徒の意欲が上手くマッチングしているのだろう。




f0126829_20233383.jpg
   ↑:札幌龍谷学園高校2年・水田百香、「まんなか合わせ」。



f0126829_20243085.jpg
   ↑:(上掲作品の部分図。)



 薄塗りで中間色に偏りすぎているので目立たない!そこが残念というか気になるところだが、迷宮模様を追求する姿勢には驚く。この「終わりなき闘い」、あるいは「反復する迷宮世界」だからこそ、こういう中途半端な色合いにしたのかもしれない。

 私の手は、強く「まんなか合わせ」をしている。見る人にはちっとも面白くないはずだ。だが私にはこの終わりなき仕草をし続けなければならない。なぜなら画家だから。見る人にそれを強要はしない。」だから見づらい色風味で仕上げたのだ・・・そんな学生の信念を聞く思いだ。



 ③に続く。少し時間があくと思います。来週の月曜・祝日までです。




   ~~~~~~~~~~~



f0126829_20472066.jpg
   ↑:(10月26日 13:31)




 電車でのニセコ訪問。昼間は好天、窓を走る紅葉も艶やかだった。




f0126829_20503794.jpg
   ↑:(10月26日 19:36)


 電車の外は真っ暗。小雨が窓にくっついている。ガラス玉みたいだった。





 

by sakaidoori | 2013-11-01 21:03 | [ニセコ]有島記念館 | Comments(2)
Commented by 根保孝栄・石塚邦男 at 2013-11-02 03:14 x
なかなかの意欲作に若い才能・・・有島青少年展・・
良い作家が出てますね。こいつは楽しみだ・・。
Commented by 根保孝栄・石塚邦男 at 2013-11-05 03:01 x
有島武郎と木田金次郎・・北海道の文化活動の原点みたいなものかもしれない・・。
精神の豊饒を求めて・・。


<< 2285)「本間輝子 染色作品...      ※ 栄通の案内板  11月(2... >>