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栄通記

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2013年 10月 21日

2272)「第2回 食とアート展」 茶廊法邑 10月16日(水)~10月24日(木)


   
   
第2回 食とアート展     


        
 会場:茶廊法邑
      東区本町1条1丁目8-27
      電話(011)785-3607

 期間:2013年10月16日(水)~10月24日(木)
 休み:火曜日(定休日)
 時間:10:00~18:00
      (最終日は、~17:00まで)

ーーーーーーーーーーーーーーーー(10.19)


 久しぶりの当館訪問。何の展覧会かも分からぬままの入場だった。


 「食とアート展」。
 そういえば、昨年もたまたま立ち寄った展覧会であった。その時は、小林麻美さんの作品が気になった。彼女にしては珍しい作品だった。
 あの時が第1回で、今回が第2回。頻繁に来ない当館なのに、同じテーマ展を続けて見るとは不思議なものだ。


 喫茶店での「食」のテーマ展です。変な作品はありません。静かに淡々と見るのに良いでしょう。小さな気付きがあるかもしれません。


 (以下、敬称は省略させていただきます。)


 全体の会場風景を前後から載せます。



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   ↑:法邑美智子



 日本画。当館オーナーの作品。




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   ↑:小笠原み蔵



 彫刻作家。ユーモアを交えながら、ほのぼのとした作風です。
 今回はことさら冗談を言っていません。リアルな姿はアット・ホームそのもの。そこがかえって可笑しさを誘う。レンコンにネギに、思わず一人笑いした。




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   ↑:伊賀信、「ハコゼン」。


 「おっ、変な作品があるが、誰かな?・・イガシン、やっぱりあの人か。ミカン詰め箱かな?そんな野暮ったいのは作らないと思うが・・・」

 「ハコゼン」だった。やっぱり四角か。作意は伊賀信的だけれど、まるまる模様が新鮮だった。





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   ↑:右側から、上野大作、石黒いづみ、前田育子、松原成樹、丹波シゲユキ、北島雅子(左上)。



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   ↑:松原成樹、「水の器」。


 日本庭園に備え付けの石のよう。野晒しだから水がたまる。
 時間を止めたような作品に、雨水が溜まり、溢れ、微かな波紋を作り、干上がってはなくなる。





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   ↑:北島雅子


 優雅な作品だ。
 時は秋、秋といえば紅葉。それは雅の京都でも、雪国の北海道でも変わらぬ合い言葉なのだろう。





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   ↑:前田育子


 いじらしい作品だ。最近は小さな幸せを器に添える機会が多い。童心に返って遊んでいるのかな?




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   ↑:ダム・ダム・ライ、「オクラ」。


 確かにオクラだ。でも、いろいろと違ったものを連想してしまう。例えば・・・。




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   ↑:川上りえ


 金属作家・川上りえ。彼女の作品では滅多に見れないリアルなものだ。もっとも、「これは何ですか?」と尋ねられたら何と応えよう。「カビンとオムスビ」と応えたいが、それでは才知に乏しい。

 それはそれとして、後日、再び本編に登場してもらおう。現在、川上りえシリーズをゆっくりと進めている。もうそろそろ一気に載せないといけない。



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   ↑:米澤邦子


 もしかしたら、今展で一番「食後」に見たくない作品かもしれない。
 パンが焦げたのだろう。それにしても何ともつかみ所がない。右側の写真を見ていると、埋め込まれた部分が女性の横顔に見える。黒い部分は焦げた髪だ。人が後ろを向いている頭だ。
 きっと、そう見えるのは僕の偏った見方だろう。でも、そう見えるのだから仕方がない。楽しからざる食卓風景、を連想してしまった。そういう不思議性が今作の魅力でもあろう。



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   ↑:吉成翔子


 ご存じ「吉成翔子のお牛ちゃん」です。

 あー、そういえばアート・フェスの「栄通政和編」が終わっていなかった。もう一回は載せたいのだが・・・。




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   ↑:岸本幸雄


 楽しい食事ができそうだ。




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   ↑:岸本幸雄


 今会場の最後の作品。ゆったりとシーラカンスが泳いでいる。まるまるっとして気持ちよさそう。

by sakaidoori | 2013-10-21 21:39 | (茶廊)法邑


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