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栄通記

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2013年 10月 04日

2242) ②「ハルカヤマ藝術要塞 2013」 小樽・ハルカヤマ 9月8日(月)~10月5日(土)

ハルカヤマ藝術要塞 2013   

    

 会場:(小樽市)春香山山麓

 会期:2013年9月8日(月)~10月5日(土)
 休み:日曜日(定休日)
 時間:11:00~19:00
     (最終日は、18:00から宴会です。)

 【参加作家】
 多数。

※ 参加メンバー、会場などは別にパンフ等を載せますので、そちらを参照して下さい


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 (写真に付いている番号は、パンフの作品番号です。)


------------(10.2)

 2239)①の続き。

 (以下、敬称は省略させていただきます。)



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   ↑:荒井善則。


 
 前回紹介した荒井善則作品を振り返って見る。
 白い石塚を作品と思っていた。仏様群として見た。こうしてみると手前の白石の残骸?も作品を構成しているようだ。




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 道は右の方に折れ曲がっているが、正面の小道にも作品がまとまってあるようだ。小さな脇道で袋小路回廊だ。



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   ↑:02番常設展示。渡辺行夫、「不織紋様柱」・2008年 札幌軟石 花崗岩。


 これぞまさしく道祖神だ。魔除けだ。「心して入れよ」だ。
 



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   ↑:26番。古賀和子、「ファーストシューズ -ハルカに生まれてハルカに還る」・2013年 鉄 ミクストメディア。


 古いオモチャが鉄の檻に入っている。
 幼少頃の想い出?それを起点にしていろいろと振り返っているの?何かを言いたげなオモチャ達だ。
 その辺の難しいことはあまり考えないで、オモチャを楽しんだ。これから先の他の作品群にも、こんなオモチャは登場しない。少し多く載せます。



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 脇道を先に進もうとすると、妻が何やら見ている。確かに右の方に作品がある。



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   ↑:58番。松井茂樹、「ハルカヤマノシンワ」・2013年 杉杭。



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 虫が止まっていた。作品?ではないでしょう。




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 なかなか先に進めませんが、気にすることはないでしょう。どうせ最後までは報告できないでしょう。のんびりと行き着くところまで行きましょう。




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   ↑:14番。上之大作、「森ノ生活」・2013年 木(イチイ ニセアカシア) 森。



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2242) ②「ハルカヤマ藝術要塞 2013」 小樽・ハルカヤマ 9月8日(月)~10月5日(土)_f0126829_1153233.jpg 今度はキノコだ。

 それにしても、この作品が「森ノ生活」か?作家とはタイトルに色々な思いを詰め込むものだ。




 本道に戻ることにしよう。


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 作品ではありません。廃墟?でしょう。




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   ↑:16番。大石俊久、「地がほころんでいく」・2013年 陶 ガラス 土 山。



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   ↑:(ピンボケですいません)。


 アイデアとしては普通だ。だが、こういう自然を生かしたイベントには欠かせないものだ。残念なのは規模が小さすぎた。日本人的な「可愛い収まり具合」なのが残念。
 「規模を大きく、かつ剥き出しの自然破壊感を出さないで表現する」、言うに易く、行うには難しいだろう。今後のな為の試金石だ。


 いかに今展の作家達が自然を賛美し、ここを神域・再生として見立てようとも、実用性を欠いた美術行為とはもっとも人間らしい行為で、自然破壊の最先端とも言える。何かをすれば自然は破壊されるから。もっとも、自然の立場に立てば、何が破壊で何が想像だかは、人知をこえたものかもしれないが。
 それでも、表現に「破壊」を見るか、「共生」を見るか?「自省」や「謙虚さ」、「戒め」を制作の動機にし、「悩み考え模索する人間の営み」という清き言葉で結ぶか?
 少なくとも今展の作家達は「要塞」と自称している。破壊を越えて守り抜き創造する、そういう闘う集団なのだろう。





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 突き当たりは会場本。道路脇にはまだまだ作品が続く。



 ③に続く

by sakaidoori | 2013-10-04 12:55 |     (ハルカヤマ藝術要塞)


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