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栄通記

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2013年 04月 19日

2018) 「松浦進 展 『profiling』」 創 終了4月5日(金)~4月14日(日)

    


松浦進 展 

 profiling
 
 


 会場:ギャラリー創(ソウ)
       中央区南9条西6丁目1-36
        U-STAGE・1F
       (地下鉄中島公園駅から西に徒歩5分。
       南9条通り沿いの南側。)
     ※駐車場は2台分完備
    電話(011)562ー7762

 会期:2013年4月5日(金)~4月14日(日)
 休み:火曜日(定休日)
 時間:11:00~18:00
     (最終日は、~17:00まで)

 企画:当館 

ーーーーーーーーーーー(4.13)



 今回は個別作品の案内はありません。3枚の会場風景で楽しんで下さい。写真をくりっくすれば大きく見えます。ムードだけでも伝わればと期待します。



2018) 「松浦進 展 『profiling』」 創 終了4月5日(金)~4月14日(日)  _f0126829_10111281.jpg




2018) 「松浦進 展 『profiling』」 創 終了4月5日(金)~4月14日(日)  _f0126829_101206.jpg




2018) 「松浦進 展 『profiling』」 創 終了4月5日(金)~4月14日(日)  _f0126829_10104767.jpg





 黒を背景にして人物を表現している。画題や画風はいつもと同じだが、遊び心を極力抑えて、人を大きく見せている。なにより、作家の姿勢が大きく頼もしい。会場なり作品を大きく見せていて気持ちが良い。

 それにしても随分と成長したものだと感心する。「ドーンと人物を描けばどうなるか?大きく描くにはどうすればいいか?」・・・、そもそも大きく人物を描きたいという衝動がなければ話は進まないだろう。その直向きなエネルギーと美学が今展にはある。
 確かに、作家にとっての「人物とは何か?」という根本問題はあるだろう。喜怒哀楽を表現したいのか?それでも生きているという存在感に重きがあるのか?いやいやそんな重たいテーマではなくて、遊んでいる自由な姿にも関心があるだろう。デザイン的な人の影にも興味が尽きないはずだ・・・。
 だが、結論があっての美術表現ではないだろう。描いたものがその時の結論だろう。最後の結論は永遠の楽しみだ。長く描き続ければいろいろと変わりもする。全てが答えと言い換えてもいいかもしれない。


 この会場の面白さは、「今回の作品展、担当の本庄さんも喜んでいるだろうな」と、企画担当者の顔と協調できることだ。企画展とは企画者の主張や美学でもある。企画者の顔が浮かばない企画展はダメだろう。
 正直、ギャラリー創にとって、なぜ「松浦進」なのかがつかめなかった。遊び心やひ弱さに惚れたのかな、と思ったりした。が、今展、黒くはあるが清々しい、何より若者のスーッと伸びたエネルギーを感じる。そういう強さと、今風の優しさが松浦美学を醸し出している。「そうだったのか」という思いだ。難点は破綻の少なさだ。若さというボロが少ない。
 作家の成長は彼の問題ではある。が、当館も力になっているのだろう。

by sakaidoori | 2013-04-19 10:51 | 創(そう)


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