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栄通記

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2012年 09月 29日

1813) ①「Excessive! 過剰化する表現 vol.4」 500m美術館 8月4日(土)~11月2日(金)

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Excessive! 
過剰化する表現 
                vol.4



 会場:500m美術館
      地下鉄東西線コンコース、
      (「地下鉄バスセンター前駅」から、
       「大通駅」に向かっての約500m。)
     
 会期:2012年8月4日(土)~11月2日(金)  
 休み:無し(年中無休)
1813) ①「Excessive! 過剰化する表現 vol.4」 500m美術館 8月4日(土)~11月2日(金)_f0126829_1842691.jpg 時間:7:00~22:30(照明点灯時間?)

 【参加作家】
 タムラサトル ダム・ダン・ライ 古賀和子 three 村上知亜砂 
 石川潤 小鷹拓朗 斉藤幹男 菊地和広 小川豊 前田麦
 森迫暁夫 高橋靖子
・・・以上、13名


ーーーーーーーーーーーーーーーー(9.13)






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     ↑:(地下鉄バスセンター前改札口近くからの風景。)



 実に楽しんだ。自分好みの展覧会に出会うと、会場の誰かに声をかけたくなる。通りすがり人も思わず顔を向けている。ついつい誰ということもなく話しかけた。

 こういう公共空間の通りすがり展はとにかく目立つことが大事で、その為にはシンプルなのがいい。シンプルで目立つといえばデザインということになる。過剰という個的肉声の爆発と、デザインという不特定多数への情報発信、なぜかしら両者は「現代美術」というくくりにマッチしている。そのマッチングの良さが今展でも証明されていると思った。なぜ両者の親和性が良いのか?僕なりにその文章化ができればいいが、宿題にしておこう。


 できれば全員集合の全員紹介といきたい。おそらく無理だろう。とにかく始めよう。


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     ↑:three、「Tokyo Excess」、2012年 しょうゆ刺し 水 インク 木材 FRP 1,200㎝×190㎝×65㎝。

 まずは今展一のお気に入りから。
 おびただしい数のしょうゆ差しが、七色に色付いて綺麗におとなしく爆発している。溢れんばかりの過剰な精神を綺麗に見せているところが憎い。
 当然、近代文明への批判はある。だが、この全否定しないしなやかさには感心しまくった。ショー・ウインドーに収まって、優しき群れの絡み合いのようだ。「溢れる精神と群衆、それでも私達は離れられない。過剰なる物質とは豊かさの証だ。これを否定できるのか・・・」と、ピンク異星人達が念じている。

 以下彼らの乱舞を載せます。


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     ↑:タムラサトル、「スピンクロコダイル 他」・2012年 ウレタン 鉄 モーター ゴム 他。


 実物大のようなオモチャ・ワニだ。それぞれが回っている。


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 「なぜワニが回っているのかではなく、ただワニが回っているだけなのです」と、作家は語る。あー、そうなのだ。ただ回って、止まって、また回って・・・それをアホズラして僕は見ている。肛門がプクッと開いてお尻笑いをしてしまった。ただただワニが回っている。何が悲しくてか、タムラサトルはワニたちを回している。回るということが人の琴線に触れるのか?ワニの表情に心が揺れるのか?オモチャのような色に昔が偲ばれるのか?終わり無き回転美術、静かで哀しくもある。


 ②に」続く

by sakaidoori | 2012-09-29 05:49 |  500m美術館


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