栄通記

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2012年 03月 07日

1649)②「札幌学院大学・写真部 卒業記念写真展 2012」アートスペース201 終了・3月1日(木)~3月6日(火)


○ 札幌学院大学・総合芸術会写真部 

    卒業記念写真展 2012
     


 会場:アートスペース201 5階全室 
      中央区南2条西1丁目7
       山口中央ビル 6階ABC室
      (東西に走る道路の南側。)
     電話(011)251-1418

 会期:2012年3月1日(木)~3月6日(火)
 休み:水曜日(定休日)
 時間:10:00~19:00
      (最終日は、~16:00まで)
             
 
 【参加学生】
 飛内祐樹 橋本葵 平塚まみ 黒坂仁 酒井駿 佐々木聖里子 

ーーーーーーーーーーーーーー(3.3)

 (①の続き)

○ 橋本葵の場合。


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          ↑:「結局ふたりはからっぽだったね」。


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          ↑:「もうすぐ待ち合わせ」。


 物語作家だ。確かにおセンチで女の子らしい、あどけなく可愛いい。ですが、これだけ徹底されるとまいってしまう。一種のナルシズムの世界なのだが、誰でもが持つ甘ったるい思い出に浸りきってしまいそうだ。薄目のモノトーンがいじらしい。
 流れは甘く酸っぱい恋の味で注意を惹くが、肝心の写真構成も悪くはない。特に、切り刻みの構成作品は妄想像が妄想へと膨らむ。
 部分部分に着目して、想像力を膨らませるタイプのようだ。その部分を愛玩物のようにこねくりまわし、皮をなめるように優しく愛する人なのだろう。「男子の本懐」からは遠く、男性諸君にはマネの出来ない持ち味だ。


 ○ 平塚まみの場合。


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     ↑:「あめの軌跡」。


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     ↑:「ありふれた明かり」。


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     ↑:「smile」。

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 素直に被写体を見、半歩近づき、内側に取り込んで、膨らましている感覚。ちょっと大きな気分になる。優しく強く見ようとしているが、もっと黒に魅力がでれば、その膨らむ感覚が拡がる気がする。もう少し強い色合いの方が、撮影者の直向きな目が引き出されるのではと思った。


○ 佐々木聖里子の場合


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      ↑:「ハレルヤ」。

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     ↑:「京」。


 脇を締めてコンパクトにピシッ、と撮るタイプのようだ。接写や望遠や変な角度からは撮らない。真っ直ぐな物を真っ直ぐに向き合って撮る、そんな人に思えた。
 それにしても、桜の連作は明るく楽しい。撮影者の正面心が、桜の花の可憐さとマッチしている。乙女心が青空で開花しているよう。



○ 黒坂仁の場合

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     ↑:「楽器 on Japan」。


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 強い黒だ。楽器を撮る事によって、写真で作曲しようとしている。アクセントの聞いた、にぎにぎしさ一杯、それでいて調和のとれた音楽だ。
 強い主張の作品ぐんでもある。明快な意志力がこの作品の魅力だろう。


 どの作品も、自分の今を表現していて面白かった。撮影者の顔なり、心根を楽しむ事ができた。卒業後も、何らかの形で「他人に見せる」作品づくりです。是非是非。

by sakaidoori | 2012-03-07 00:00 | アートスペース201 | Comments(0)


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