2011年 05月 29日

1574)①「MADE IN HOKKAIDO 2011 『北海道から世界へ!』」 アートスペース2 5月26日(木)~5月31日(火)

  f0142432_172456.jpg
○ HIGH PRIDE ANIMAL presents.

  MADE IN HOKKAIDO
           2011

   北海道から世界へ!
      


 会場:アートスペース201 
      中央区南2条西1丁目7
       山口中央ビル 6階ABC室
      (東西に走る道路の南側。)
     電話(011)251-1418

 会期:2011年5月26日(木)~5月31日(火)
 休み:水曜日(定休日)
 時間:10:00~19:00
             
 
 【参加作家】
 多数。

ーーーーーーーーーーーーーー(5.27)

 「エゾから北海道から、世界へ発信する」、をコンセプトにした若者のグループ展。志は壮大だ。美術、芸術、アートは誇大広告的表現になりがちで、それはそれとして展覧会を楽しみたい。

 てっきり賑やかで、若者風ハチャメチャ気分になるのかと思ったら、意外にオーソドックスそのもの。しかも、当館6階全部を使うには控えめでもある。これだけの人数での展覧会は初めての経験なのだろう。企画者、参加者を含めて手探りな感じで、そして、「チャンと発表し合おうぜ」と仲間に呼びかけているようで、そういう意味では初々しく、先を楽しみにしたくなる。

 展示は3部屋に別れている。左の部屋は壁面作品、真ん中の部屋は融合展的な空間構成展、右の部屋は立体作品と明快な区分だ。この明快さが展覧会を落ち着いた気分にさせている。真ん中が一番充実していて、おそらく当館の特徴を知っている経験者達だろう。ということは、この部屋に企画作家がいるのだろう。
 左右の部屋の壁面(平面)と立体作品の部屋は顔見せ展のようだ。特に立体の部屋は個々の作品が面白いのに、発表意欲をセーブしていて残念だった。

 見た順番に部屋毎に紹介します。


・ 左側の壁面作品群の部屋

f0126829_9221215.jpg



f0126829_9265175.jpg
          ↑:久保芙美子

f0126829_927661.jpg
f0126829_9271844.jpg


 70㎝位の真四角の大きさに、びっしりビーズを埋めての作品。このエネルギーは凄い。今展の努力賞、敢闘賞だ。栄通賞をあげたい。千個単位、いや万個単位のビーズ数だ。
 ただ、今回はビーズでそれなりの大きさの作品を作ることで精一杯のようだ。色合いとか、意匠とか、展示構成までの余裕はなさそう。丁寧でオーソドックスな文様だから初めての大きさなのだろう。久保芙美子の情念なり美意識を展示全体で大らかに大きく取り組んで欲しい。ということは、もっともっと意識的に作らないといけないのだろう。大変だが、大いに期待しよう。


f0126829_9422457.jpg
          ↑:コニシ ダイスケ

f0126829_9424384.jpg


f0126829_9445894.jpgf0126829_9452020.jpg
f0126829_9432976.jpg


 秀逸な作品だ。大道張りの光サンサンだ。明かりの強さは白昼夢だ。人間社会に低みから高みから進入している。やはり大道張りにこそっと女性も入れて男のロマン臭も漂っている。
 かなりの大きさの作品にして、しかもセレクトされた展示を見たい。今作は、あまりに一点一点が小さすぎた。しかし、この小ささは素晴らしい。力のある証拠だろう。


f0126829_1035717.jpg
          ↑:佐々木ゆか

 未来展にも参加している作家。大作で出せるのが公募展作家の強みだ。
 左側、自画像だろう。パーティーでの顔顔顔なのに、背景色も表情もイマイチ芳しくない。佐々木ゆかの、この暗さに引っかかるものがある。公募展作品が色燦々、明るい笑顔丸出しでは絵にならないのだろう。人間を通して絵の精神性を表現したい時、コミカルな笑顔は邪魔なのだろう。
 しかし、こういうグループ展の場合、日頃の公募展ではできない表情にチャレンジしてはどうなのか?こういうグループ展は公募展的約束や美学を外から見つめる良い機会だと思う。


f0126829_10183626.jpg
          ↑:佐野穏郁

 「目」の前にある狭い世界、そこを見つめるボク・・・。こちらが作品を見て楽しむには材料不足で残念だ。



f0126829_10231759.jpg
f0126829_10233990.jpg

     ↑:左側 荒木由聖
       右側 時原美里



・ 真ん中のインスタレーション的空間


f0126829_10285044.jpg


f0126829_10293142.jpg



 北海道と言えば広大な大地だろう、このちの大地と言えば、熊だろう、鹿だろう、野生だろう。しかし今は「野生」という言葉は死語かもしれない。それを弔って・・・、そんな感じの展示だ。


f0126829_10585475.jpg
          ↑:佐々木宏通


f0126829_1109100.jpg



f0126829_1105491.jpg

f0126829_112256.jpg



f0126829_114345.jpg
          ↑:西川亜由美。

 昨年、某専門学校を卒業された方だと思う。卒業時に仲間とグループ展を開き、その様子を本編にも載させてもらった。こうして会えるとは奇遇でもあり、嬉しいものです。



 予想に反して長くなったので切ります。
 残りの立体作品の部屋は、②として続けて載せます。

by sakaidoori | 2011-05-29 11:21 | アートスペース201 | Comments(0)


<< 1575)②「MADE IN ...      1573) 「女が表現する 女... >>