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栄通記

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2011年 05月 28日

1572)「道教育大学岩見沢校 美術コースグループ展 『エンピツテン』」 時計台 5月23日(月)~5月28日(土)

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○ 北海道教育大学岩見沢校
   美術コースグループ展 

    エンピツテン
    


 会場:時計台ギャラリー 2階C室
      中央区北1西3 
       札幌時計台文化会館
      (中通り南向き)
     電話(011)241-1831

 会期:2011年5月23日(月)~5月28日(土)
 時間: 10:00~18:00 
      (最終日は~17:00まで。)

 【参加学生】
 片平絹子 工藤瑛子 佐藤菜樹 渡邊真帆
  
ーーーーーーーーーーーーーーーーー(5.27)

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 北海道教育大学美術専攻3年生4人による作品&空間造形展。3人が立体造形専攻、1人が版画専攻。
 作品は全て「エンピツ画」だ。作品そのものの質が高いとか、将来性を感じさせるというものではない。照明を暗くして、少ない作品数ながら「何かがしたい」という学生らしさ、展示雰囲気が好ましかった。
 それに、小柄な学生二人との会話もよかった。渡邊真帆さんの笑みを絶やさない安定感、片平絹子さんの返事に応える時の感情顔の正直さ、背の高さは同じなのだが、好対照の雰囲気も愉快だった。人間顔が露わになるのも展覧会というものだ。

 それぞれの個別作品と、落書き風のエンピツ画を貼り合わせた「エンピツノイエ」で展示は構成されている。

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     ↑:左から 工藤瑛子、「母子」。片平絹子、「Hartsoeker's Pencil」、(脚立)、「ためいき」。

 なぜ脚立があるかというと、真ん中の作品を追加展示していたからだ。なぜ追加したかというと、展示を終えて作品が寂しかったからだ。明日で展示も終わるのに、何故終盤に作品を持ってきたかというと、追加作品を片平絹子は新たに制作したからだ。既作品で直ぐに埋めればと思うのだが、そこが彼女の拘りなのだろう。意地ががそうさせたのだ。
 たった一枚の展示だったが、なかなか時間のかかるものだった。おかげで作業風景も見ることができた。折角だから、その最新作を個別に載せよう。


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          ↑:渡邉真帆、「ANT laboratory」。

 可愛らしい小物部屋だ。手作りの小さな幸せ作りを得意にするのだろう。


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          ↑:佐藤菜樹、「?」。

 小さいながら、しっかりと画いてはいるのだが、いかせん、エンピツ画は薄い。飾り的雰囲気になりがちで、作品にはかわいそう。が、この場では中心になれない作品だから仕方がない。努力を背負った名脇役だ。



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 さて、メインの作品だ。4人のお持ちよりのエンピツ画をペタペタと貼り合わせただけのものだ。だからどうだと問われれば応えに窮するが、これはこれで良いものだ。
 貼られた作品が完成度を追求してはしないので、何となく全体雰囲気を楽しむことになる。発表者自身のセンスを鍛えているわけだ。それに、作品のタッチや画題がバラバラ、継ぎはぎだらけ、隙間だらけで、淡くも脆い皮膚にもなっている。発表者達の世代の軽さ、取り留めの無さにも繋がっている。辺りは暗い、引き籠もりや独り寝の妄想にもなりかねない。何となく夢想したくなる。次につなげたい立体空間造形だ。


 貼られた作品をアップしよう。まだまだ3年生だ。次も見れるだろう。特に片平絹子は無理してでもムキになってでも進まないと行けない。徹底して何かをすべきだろう。


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     ↑:(部屋の中に鎮座する「エンピツ玉」君。)


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by sakaidoori | 2011-05-28 10:26 | 時計台


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