2011年 04月 01日

1489) 「北海道教育大学岩見沢校日本画研究室 『いわならべ』」・時計台 終了・3月7日(月)~3月12日(土)

○ 北海道教育大学岩見沢校
    日本画研究室 

       いわならべ
 


 会場:札幌時計台ギャラリー 3階G室
     中央区北1西3・札幌時計台文化会館
     (東西に走る仲通りの北側のビル)
     電話(011)241ー1831

 会期:2011年3月7日(月)~3月12日(土)  
 時間:10:00~18:00 
     (最終日は、~17:00まで)

ーーーーーーーーーーーーー(3.12)

 教育大学・日本画研究室の現役&OB展。


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          ↑:信太亜理沙、「非実在青少年」・910×1167㎜ 鳥の子紙 岩絵具 水干絵の具。

 凄く挑発的な絵だ。赤い腰巻きならぬ赤々バック、気分は強姦・猥褻シーン、恥部の辺りの薄い朱色がなまめかしい。元気元気挑発絵画だ。
 キャプションによると、都の青少年健全育成条例に触発されて描いたとのことだ。それは漫画における悪質な性表現規制なのだが、「じゃー、絵画だったらどうなのだ!」という挑戦気分が制作意図だ。
 画題は挑発的だが、平面さにメリハリが生き生きしていて気分爽快な絵だ。色や輪郭線が若々しく澄んでいるから、全然嫌らしくない。こういう絵を5,6枚のシリーズにして、新装オープンなった「札幌駅前~大通」の地下遊歩道に飾りたいものだ。道行く若者はニッコリして近づくだろう。おば様は笑い転げるかもしれない。おじ様は笑うべきか怒るべきか、思案げに難しい顔をするかもしれない。
 ここまで描いたのだ。一枚ぽっきりでは気分が収まらないというものだ。四十八手裏表の勢いで次もお願いしたい。


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          ↑:能村聡美。左 「茫漠」・899×700㎜ 白麻紙 岩絵具 水干絵の具、右 「求めて」・1455×894㎜ 雲肌麻紙 岩絵具 洋箔 銀箔 他。

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 動きに関心があるようだ。
 箔を使った作品、細かく生き物をびっちり描いている。本人は「流れ」を表現したとのこと。流れよりも全体のボリューム感と輪郭のぼってりした動きが気になった。
 流れの中のすき間すき間の存在感を感じる作家なのだろう。


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     ↑:中西愛子


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          ↑:中西愛子、「十二支」・800×200㎜ 岩絵具 他。


 画題はギリシャ神話「イカロス」やグリム童話「長靴を履いた猫」から。「偽りの物」がキーワードです。ジュエリー感覚で日本画とその感覚を利用している。OB生だからか、小品だがきちっとしっかり表現している。
 本当はもう少し大きく作品化できたらいいのだろうが、制作に打ち込む時間も限られるだろう。コンスタントに息長く創作活動を。そして時には大判物語を期待しよう。几帳面にキチッとしているだろう。


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          ↑:千葉哲平、左 「うつつ」・594×420㎜ 鳥の子紙 墨 金泥。右 「深々」894×1303㎜ 鳥の子紙 岩絵具 水干絵の具。

 落ち込まない程度に深く静かなムード。その淡さがムード過多になりそうだ。淡い流れの行き着く先は何処なのだろう?





 

by sakaidoori | 2011-04-01 23:55 | 時計台 | Comments(0)


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