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栄通記

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2010年 12月 25日

1408) 北広島市芸術文化ホール 「あな展」 終了・11月19日(金)~11月28日(日)

○ あな


 会場:北広島市芸術文化ホールギャラリー
     北広島市中央6丁目2番地の1 
     (JR北広島駅東口4番出口、徒歩1分。
      札幌駅から当駅まで快速で16分。)
     電話(011)372-7667

 会期:2010年11月19日(金)~11月28日(日)
 時間:10:00~18:00 
    
※ 作家によるギャラリー・トーク ⇒ 11月20日(土) 13:00~

 【参加作家】
 上ノ大作 樫見菜々子 加藤祐子 吉成翔子 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(12.25)

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      ↑:(北広島駅、東口側。)

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     ↑:(当館敷地内のパブリック・アート。)


 「北広島市芸術文化ホール}は北広島駅の直ぐ傍です。駅はかなり立派です。そして当館も駅に負けず立派です。

 敷地内の立体作品を掲載しました。今日紹介する展覧会は「あな展」です。たまたま撮った写真ですが、まさしく「あな」になっています。本展へのささやかな導入です。

 今展は名辞にこだわった企画展。当館運営委員会の主催です。とはいっても、作家選定の中心人物がおられることと思います。どういう方なのでしょう?

 それはともかくとして、今回は僕のコメントは限りなく少なめにしたいと思います。北広島は札幌からは近いし、当館へはJRで安直に行けることでしょう。そうは言っても、市外となると腰が重いものです。僕の拙い写真だけでも楽しんで下さい。来年もテーマを替えて催されると思います。気が向けば是非どうぞ。


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          ↑:(入り口の風景。)


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     ↑:(会場の全景。)


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     ↑:上ノ大作


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          ↑:「アナ」。


 木彫り作品。
 木にはテーマに基づいた「あな」があるだけで、どうということはありません。どうということはないのですが、ざっくばらんなノミ跡や、木に向かう作家の何食わぬ遊び心や、真剣さを楽しめました。


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          ↑:加藤祐子

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          ↑:加藤祐子。壁の作品が「桃色袋」、床が「縁(ふち)」

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 テキスタイルの加藤祐子さん。
 ピンクの袋が面白い。穴が空いているのはテーマによるものでしょう。
 どうして三角錐なのだろう?どうして壁に引っ付けるのだろう?どうしてピンクなのだろう?と、質問にもならないことを軽く思いながら、綺麗な床に目をやり、そしてぼんやりと袋を眺めていた。
 同じ物が沢山あると、何故だか心地良く胸騒ぎする。ピンクピンク、軽く優しいピンク、立体壁紙のようなので、今展の壁一面に飾ったらどうなるのだろう?


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     ↑:樫見菜々子、「途中のトンネル」。


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 これはもう、普通に普通にぬいぐるみ感覚の風景です。何ら奇をてらうわけでもなく、何を主張しようというわけでもなく、ただただ白さがくっきりと目立つだけです。松の木の姿が雪の白さと一緒になって手招きしているだけです。
 それでもハッとするのは、ちょっと曲がったトンネルです。トンネルの黒い穴です。曲がっているので向こうが見えません。小さな模型台に顔を引っ付けて、何とか向こうを見たいのですが、見たところで何があるわけでもないのですが、優しい白い世界の、黒いトンネルの穴に引っ張られてしまう。
 それは作家・樫見菜々子の作為なのでしょう。「『あな』、時にはポツネンと感じるのも良いことでしょう?」菜々子のさえずりでした。


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     ↑:吉成翔子


 まだ学生の吉成翔子君。
 田園調のロマンとメルヘン気分の持ち主です。好きな作家です。そのロマンやメルヘンの表現力に興味があるからではありません。彼女の魅力、それは夢みる気分のままに大胆に振る舞うことです。造形に大胆チャレンジチャレンジです。もし彼女から、そのチャレンジ精神が希薄になった時は、表現としての「ロマンやメルヘン」の型が落ち着いた時でしょう。それはそれで良いのですが、僕としてはもっともっといろんな形や発想を膨らませてもらいたい。
 今展、その可能性が膨らんでいるか?はわかりません。
 ヘンテコリンな穴の空いた円錐が面白い。やっぱりこういう作品は屋外で見たいものです。この作品に限らず、一度大きく野外展を!新年に向けての僕からのリクエストでした。


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by sakaidoori | 2010-12-25 23:36 | 【北広島・由仁】


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