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栄通記

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2010年 07月 20日

1304)カフェ・サーハビー 「今泉東子・絵画展 『くもりのち、おなかがへった』」 7月12日(月)~7月26日(月)


○  今泉東子・絵画展
   『くもりのち、おなかがへった』


 会場:CAFE サーハビー
    南3条西1丁目3ー3 マルビル1F
    電話

 期間:2010年7月12日(月)~7月26日(月)
 休み:火曜日(定休日)
 時間:11:30~22:00
     (お客様がいればいつまででも)

※ ライブ・ペインティング ⇒ 7月19日(月 海の日) 13:00頃~ 
   
ーーーーーーーーーーーーーーーー(7・19)

 初訪問の喫茶店。ということで、入り口から店内の様子を先に載せます。小さな絵画が今泉東子・作です。

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 店内を入り口から左回りの風景です。
 何となく、雰囲気だけでも伝わればと思います。
 マニアックな小物が、整理整頓されてにぎにぎしく並んでいる。ソファーはアンティークというべきか?店内にドーンと通路を塞いでいるようで、そこがこの店の最大の特徴だ。古めかしくも変な安心感のある店です。だから、「画廊喫茶」というよりも、多くある小物の一バージョンとして「今泉・絵画」です。だが、そこは肉筆の最新作、童話的画題に色が輝いて見えた。


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     ↑:ライブ作品。制作2時間ぐらいだから、まだまだ進行するのだろう。


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 今泉東子、道教育大院を修了してから2年ぐらいか?幸い、教育大卒業展で見て以来親しんでいる。その時は一所懸命に「風景」を厚塗りで描いていた。院生時代は一気にイメージ性を押し出す形で、薄塗り・ザックバランに「海」や「空」を描いていた。それのみという印象だ。
 何より色がうらやましかった。ピンクや青や緑の中間色を自分の体の色のようにして、キャンバスに投げていた。だから、色が強く垂れていたりしたら、少し違うような気がした。良くも悪くも「自分という色」が全てだ。余りにも素直すぎて、少し見ている方は困るのだが、やはり眩しい。絵に否定的要素とか、抜けた未知なる可能性とかは少ない。彼女にそれを求めてはいけないようだ。そのこと告白したような今回の喫茶個展だった。

 おそらく、今までの彼女の絵画行為は、そしてこれからも「自分を出す訓練」なのだろう。その結果を「イメージ画」と、とりあえずは言ってもいいのだろう。イメージの向こう側にある「自分の絵」を、画家自身が知らないのだから、そう呼ぶしかない。

 今展の小品はとても子供っぽい。麦わら帽子的童話(絵本)シリーズになっている。縦線や人工物などの具体的形が出てきた。それは小さな驚きだ。絵本なのに「人」なり「生き物」が無い。おそらく、絵が「生き物」だから、画家にとってはその必要が無いのだろ。絵本作家ではないのだろう。
 「何かを描きたい」のではなさそうだ。そういう苦しみは感じられない。出てくるものの流れに身を任せる。自分の中の箱を開く訓練なのだろう。それが宝箱か空箱かは分からない。間違いなく色という空気はある。
 開く訓練をしなければならない。それは描き続けることなのだろう。

 弱々しい絵だが、明るく健康的な色だ。形も遊びだした。芯のある絵、色心騒ぐ絵、より今泉東子らしい絵、もっともっと出てくるだろう。

 
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by sakaidoori | 2010-07-20 13:29 | (カフェ)サーハビー


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