2010年 01月 20日

1162) ②アートスペース201 「札幌北陵高等学校 美術部・書道部校外展」 終了・1月8日(木)~1月13日(火)

○ 札幌北陵高等学校 美術部・書道部校外展

 会場:アートスペース201 6階 B・C室
    中央区南2条西1丁目7-8 山口中央ビル
    (北向き)
    電話(011)251-1418

 会期:2010年1月14日(木)~1月19日(火)
 時間:10:00~18:00
    
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(1・19)

 (1161番の続き。)

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     ↑:2年・宇田川さん、「きっと死ぬまで」。

 難しいイメージにチャレンジしている。人の矛盾や葛藤表現とのこと。暗闇の方向性が面白い。頭上の岩壁が余りに平面的で天井に見えるのがユーモラス。人の表現もどこか茶目っ気で、「洞穴生活も悪くはない。たまには下界に降りて、お菓子でも食べたいな」、そんな思案顔だ。
 「矛盾や葛藤表現」だから、あまり全体の構図にとらわれすぎないで、もっと大胆に強ければと思う。だが、難しいテーマに取り組む悶々が伝わってくるし、何より大作を画きあげたのが良い。


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     ↑:2年・米澤さん、「和」。

 羽根の一枚一枚を丁寧に綺麗に画いている。バックも菊の花柄がそれぞれ違った形で浮いていて、華やかさを渋く支えている。
 おそらく、全体は不二鳥だろう。下半身が渦を巻いて飛んでいるようになれば最高だが、今回は上半身の永久の姿に満足しよう。高校生らしく未完成の美学だ。


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     ↑:2年・梅川さん、「学校の駐車場」。

 身近な風景の切り取り。淡々とした学校生活の一こまを見る思い。なかなか生活というものは振り返ることはない。何でもない景色を何でもなく画き、それでいて何ともいえない気分が込み上がってきたことでしょう。
 「2009年 秋 母校・北陵高校の記録 高校2年・・・」


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     ↑:2年・宮さん、「内の光」。

 北陵高校のセーラー服はこういうのですね。もし、街でこの服を着た女学生がいたら、声をかけたくなるかもしれない。
 ちょっと顔が怖いけれども、真剣に自画像を画いたのでしょう。あまりに一所懸命に一所に頑張りすぎると、濃くなり、全体とのバランスを欠くことにもなる。絵としては確かに欠点だが、人間が正直に出ていて好ましい。



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     (↑:1年生中心のC室。)

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     ↑:2年・西坂君、「Dの終わり」。

 黒がギラギラしている。胎盤のような糞のような異物がとぐろを巻いていいる。奇形児の流産のよう。


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 C室では絵画と同時に書道部の臨書が展示されている。
 部員も3人で、作品も5点と少ないのだが、なかなかの力作だ。根性の入っている臨書だ。紙の汚れもなく鮮やかだ。相当書いたことと思う。
 今年、新入部員が入らなければ二人だけになるかもしれない。それは寂しいことだが、所詮「書」は一人でするもの。相棒が一人でもいることで、その人と切磋琢磨して励んでもらいたい。
 部室で黙々と書き込んでいる姿が想像される。書はまさに武器。覇気が伝わってくる。

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     ↑:2年・立花さん、「臨 雁塔聖教序」。

 原本のすっきりした清らかさ大らかさに比べると、右肩上がりで少し癖のある字。気持ちを大きくして流れを重視しているようだ。
 「則濁」の入りは大きめで力強く、その後はしっかりと書き進み、最後の「無知」は小降りでぴちっと締めている。最後を綺麗に終わっているのが好ましい。かすれも嫌味なく適度で、しっかりした字だ。


 
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     (↑:参考資料。立花さんの臨書の原本。)

by sakaidoori | 2010-01-20 12:08 | アートスペース201 | Comments(0)


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