栄通記

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2009年 08月 08日

1059) 道新ぎゃらりー 「中村哲泰おやこ展 八子晋嗣・八子直子・中村修一」終了・7月30日(木)~8月4日(火)

○ 中村哲泰・おやこ展
   八子晋嗣・八子直子・中村修一


 会場:道新ぎゃらりー
    中央区大通西3丁目
     北海道新聞社北1条館1F道新プラザ内
    (北進一方通行の西側のビル。)
    電話(011)221-2111

 会期:2009年7月30日(木)~8月4日(火)
 時間:10:00~19:00
     (最終日は、~17:00まで)

ーーーーーーーーーーーーーーーー(8・4)

 会場狭しと沢山の作品が楽しく並んでいた。
 家族展ということで、中村哲泰さんを中心にしてその関係を簡単に紹介します。
 八子直子さんが長女で中村修一さんの姉、八子晋嗣さんが八子直子さんのご主人で義理の息子、中村修一さんが長男です。
 他に作家ではありませんが、八子夫妻の子供達も直子さんの作品モデルとして参加しています。


 中村修一さんのことはよく知らなかった。新年の大同ギャラリーでのニュー・ポイント展に参加しているとのことですが、気付かなかった。今回のようにまとまって見ると、しっかり記憶に残せる。というわけで、今回は彼を中心にして載せます。


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     (↑:顔の壁面作品は八子直子、山などの絵画は中村哲泰、彫刻は八子晋嗣。)


○ 中村修一の場合。

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     (↑:作品の全景。「store」胞子。)

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 茫洋としたお玉じゃくしのような形です。壁に貼ったり、流木をいかだのようにして住まいにしたり、丸太のイスにしがみついたりして、その立ち居振る舞いを遊んでいます。
 作家は黒い者を「胞子」と名付けています。胞子はジメジメした森の中の暗闇を好みますが、作家もそういう隠れ家みたいな所が好きなのかもしれません。愛着を込めて胞子達を変幻自在な可愛い生き物にしているのでしょう。

 胞子のミクロの世界をマクロに置き換えて再現した物でしょう。小なりとも個展として、自己完結的な物語を見たいものです。


○ 八子直子の場合

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 娘さんを画き続ける八子直子さんです。
 キュビズム風顔面表現。大きな顔、部分を立体風に誇張し、見る人の意識を顔のある部分に強制的に誘導させる。顔そのものの生命力を何とか伝えたいという作家の執念を思う。
 立体仕立ての顔は少女ですが、可愛く見えないのが良い。子供は可愛いものですから、可愛く表現されても面白くありません。可愛く表現されなくても、母親にとっては分身的要素の強い存在です。占有物であり対峙者、相反することを八子・娘顔に思う。


○ 中村哲泰の場合

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     ↑:左から、「ヒマラヤ アマダブラム」・F150、「ヒマラヤ チョルチェ」・F150。

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     ↑:共に「黄昏」・F100 F20。


 中村哲泰さんは7、8年前?にネパールに山を描くために行かれた。エベレスト・トレッキングです。
 実は僕も家族でジリからタンボチェまでトレッキング経験があります。氏の山々を見ると、絵画を超えて自分の体験が先走りしてしまいます。正月頃の半月旅行でした。トレッキング中の昼間は真夏です。深夜は真冬です。宿の窓からは隙間風が入りそうな安普請です。滑稽な語り草が山ほどある5人の家族トレッキングでした。
 中村さんは僕ら家族の最終地点から、かなり奥地まで行かれている。空気も薄く、寒さも相当在り、筆持つ手は厳しいものがあったでしょう。

 こうして「アバダブラム」に会えるとは、山が絵がネパールが迫ってきます。


○ 八子晋嗣の場合

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 ↑:左から、「化石の森」、「流脈」。


 今展の八子晋嗣さんは意欲的です。かなりの新作を見ることができました。
 八子ファンとしては多くを語りたいのですが、一端この項目はこれで閉じます。幸い、「芸術団jam」というグループ展がアート・スペース201で開かれています。おそらくそこでも全作が見れるでしょう。その時に語るということで。

 
 

by sakaidoori | 2009-08-08 10:03 | 道新プラザ | Comments(0)


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