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栄通記

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2009年 08月 06日

1056) 資料館 「YUKO・ふたり展・星こず枝」 終了・7月28日(火)~8月2日(日)

○ YUKO・ふたり展・星こず枝

 会場:札幌市資料館2階 4室
    中央区大通西13丁目 
    (旧札幌控訴院。
     大通公園の西の果て)
     電話(011)251-0731

 会期:2009年7月28日(火)~8月2日(日)
 時間:9:00~19:00
  
ーーーーーーーーーーーーーーー(8・1)

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 雪ダルマでお馴染みのYUKO、ダンボール絵画で知られている星こず枝の2人展。親しい2人であろうが、作風と同時に制作と発表の意欲には開きが大きすぎた。

 YUKOは倦まず弛まず、絵を画き続けていた。
 作品に詩や言葉を添える。雪ダルマをキャラクターにして、ほのぼのとした物語、そして今展ではそれらを排して、色と形だけの絵画だけの出品だ。言葉や具体的な形を画かなくて、色と形だけでどこまで表現できるかを試そうとしている。試そうという言葉は失礼だろう。もともと「絵」を画きたかった人が、ようやく色と形に向き合えるようになったのだ。今展の絵心は「花」と「雪」のようだ。決して抽象画を画いているわけではない。

 星こず枝は長いスランプだったと思う。ダンボールへの黒の表現という表現方法が彼女を袋小路に追いやったと思う。
 自分自身の絵を画きたいという気持ちは強かったのだ。YUKOの絵に対する姿勢に影響を受け、彼女にもたれかかるようにして、ヤットちゃんと発表できるようになった。


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     ↑:①
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     ↑:以上、全て「YUKO」。

1056) 資料館 「YUKO・ふたり展・星こず枝」 終了・7月28日(火)~8月2日(日)_f0126829_2348786.jpg 明るく楽しい絵だ。星空は暗いのに、彼女の心は溢れる思いで明るくなってしまうのだろう。
 ①の作品と上の作品の左の部分が僕好みだ。無限定なな拡がりと、中に入り込む重なりが好ましい。






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     ↑:以上、「星こず枝」。

 日本画を学ばれたひとだろうか?非常に工芸色の強い作品に仕上がっている。
 色のある絵もある。ようやく彼女らしさの一部を見れた感じだ。見始めて何年目になるのだろう?これからも一層の継続、これしかないと思う。




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 二人して沖縄に旅行に行ったようだ。スナップ写真など、旅行の楽しい思い出を作品にしている。
 共同による作品もあり、並列的な2人展を越えた試みもある。素敵な関係だ。

 かつて、たまたま二人を別々の展覧会で見た。作風と同時にその変化も楽しんでいる。それは、過去の二人の作品を少しは知っている楽しみだ。
 何も知らない美術愛好家が今展を見たらどう評価するのだろう?単に、「楽しく二人で発表しているね」、という言葉で終わるかもしれない。それで良いのかもしれないが、それで満足していては寂しい。

by sakaidoori | 2009-08-06 00:27 | 資料館


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