2012年 05月 25日
1767) 「第25回記念 札輝展」 市民ギャラリー 終了・4月24日(火)~4月29日(日)
        
○ 第25回記念 札輝展  


 会場:札幌市民ギャラリー 
     中央区南2東6(北西角地)
     電話(011)271-5471

 会期:2012年4月24日(火)~4月29日(日)
 時間:10:00~17:00
      (初日は13:00~、16:00。最終日は~17:00まで。)

 主催:日輝会美術協会札幌支部

 【参加作家】
 多数。(DMを拡大して確認してください。)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー(4.29)




 「札輝展」、肩肘はらずにそれぞれの画家がそれぞれに楽しむ市民美術展、そんな感じです。


 DMを頂いた本田滋さんを中心に載せていきます。





     ↑:(全作、本田滋。)


     ↑:左から、「創成川河畦」、「川風の詩」。


          ↑:「冬舞の木々」。


     ↑:左から、「北街からの便り」、「此処に生きる」。


 本田さんの運筆は、勢いを信条としています。その心は、遊び心満天の生命力であり、存在感です。頑張りすぎて、土俵を無視した描きなぐりになったりもします。一方で、冷静沈着に絵画の可能性を模索しています。風景画オンリーですが、課題を持って取り組んでいて、その姿勢にも感心しています。

 今展の作品群、いつになく薄青色の寒色系でまとめている。しかも、擬人化されそうな木などを、堂々と真ん中に置いて描ききっている。
 日頃の勢い調の生命力とは一線を画し、燃える気持ちを抑える。全ての意識を中央に集約させ、飾り気の無い存在としてある。静かな主張です、しかもたった一つだけの主張、「此処に生きる」です。






          ↑:上莫、「寝ションベン(夢)」。


 この剽軽な馬鹿さ加減、良いですね~。しかも床の間の飾りにするような木目調の光沢、馬鹿さかげんに華を添えている。


     ↑:(全て、和泉陽子。)

 本田さんと同じように、いろんな取り組みを一挙に発表です。

          ↑:和泉陽子、「森の中・・・」。


 建物のたたずまいが何とも可愛いい。これは画家の意図なのか、たまたまそうなったのかをいろいろ思って楽しみました。建物に注意が行きすぎて、もう少し川のことや木のことも考えて欲しいとも思う。稚拙な味が川などにあればもっと楽しいのだが。


          ↑:渡辺利昭、「人生の歩み Ⅲ」。


 恐ろしいほどのリアルさだ。男は半分向こうの世界に埋もれている。息も絶え絶えだ。恐い絵だ。


          ↑:吉井容子、「夜香花」。


     ↑:(全て、加藤さよ子。)






     ↑:ともに加我雅恵。左から、「見上げた空」、「トルソー」。


 久しぶりに見る加我雅恵さんです。肩の力を抜いて、いろいろと楽しんでいるみたい。


          ↑:、「Desire」。

 こういうのをランダムに壁一杯にあればと思う。壁紙と言われるかもしれない。「デザインでしょう」で終わるかもしれない。それでも夢が膨らんでいくと思う。


     ↑:故・北村トシヒロ

 亡くなられた北村トシヒロさんの遺作です。
 北村さんとはギャラリーたぴおなどで何度もお会いしています。いつも大勢の人達がいて、特にあれこれと語り合うことはしませんでした。そのうちにくだけた会話ができるだろうと、思っていました。その機会を逃してしまいました。合掌。

 



# by sakaidoori | 2012-05-25 23:45 | 市民ギャラリー | Trackback | Comments(0)
2012年 05月 25日
※ 栄通の案内板  ③5月(2012)
栄通の案内版 & 連絡先以前の記事

[栄通からの掲示板]

4月5日記
 またまた再開しました。頂いた案内状で、載せずじまいの展覧会が沢山あります。お許し下さい。それでも、頂いた案内状で、開催中or今後開催予定の展覧会から、少しずつ載せていきます。
 


※ 写真をクリックすれば、大きい画像がみれます。栄通記&案内板ともです。
※ 展覧会の案内等があれば、この欄にコメント下さい。


【最近の記事】




5.25
・「野沢桐子・展」 STVエントランス・ホール 5月28日(月)~6月17日(日)
・「名画の小部屋Vol.3 (佐藤萬寿夫 ー心象風景ー)」(カフェ)北都館 6月1日(金)~6月30日(土)
5.24
・「佐藤萬寿夫・ドローイング展」 (カフェ)北都館 6月4日(月)~6月10日(日)
・「紙の宝石・蔵書票展」 喫茶・仔馬 6月11日(月)~6月30日(土)
5.23
・「金属工芸研究室展 (北海道教育大学美術コース)」 サテライト 6月3日(日)~6月15日(金)
・(展示即売会) 「高臣大介・ガラス展」 大丸札幌7階 5月30日(水)~6月5日(火)
5.22
・「第7回 しんか展」 大同 5月31日(木)~6月5日(火)
・「山本祐蔵・展 『青の素中へ』」 cafeエス・キス 5月24日(木)~6月19日(火)
・企画展)「活版印刷物語」 小樽・文学館 4月7日(土)~5月27日(日)

ーーーーーーーーーーーーーーー

5.20
・「工藤悦子・個展 ー悠久の華(環)ー」 時計台 6月18日(月)~6月23日(土)
・「HANA」 たぴお 5月27日(月)~6月2日(土)
5.18
・「熊澤桂子・展 『ほたる草』」 ミヤシタ 6月1日(金)~6月17日(日)
・「LEVENS ~愛と人生~」 たぴお 5月21日(月)~5月26日(土)
5.17
・「横山文代・油彩画個展 2012 『素敵な日曜日』」 スカイホール 5月22日(火)~5月27日(日)
・「ふじた ともみ・スケッチ展 ~私の好きな場所~」 資料館 6月12日(火)~6月17日(日) 
・「竹生洋子・展」 時計台 5月14日(月)~5月19日(土)
5.16
・「武田光弘・個展 ~僕のいた時間~(札幌展)」 時計台 6月11日(月)~6月16日(土)
・「佐藤菜樹・写真展 『反芻の庭』」 エッセ 5月15日(火)~5月20日(日)
5.13
・「Wave 13人展」 小樽・市民ギャラリー 5月22日(火)~5月27日(日)
・「柿崎均・展 ~ウランガラスを使った試み~」 創 5月9日(水)~5月20日(日)
5.12
・「studiomay写詩展 『smile | hugs』 ー愛と想いと、伝わる映像をー」えん 5月12日(水)~5月15日(火)
・「第21回 さつき盆栽花季展・公募展 北海道さつき会」 市民g. 5月23日(水)~5月27日(日)
・「本間弘子・版画展  『言霊』 ー夢さめみればー」 時計台 5月7日(月)~5月12日(土)
・「山崎亮・個展」 時計台 5月14日(月)~5月19日(土)

     ーーーーーーーーーーーー

5.9
・「女が表現する女」 たぴお 5月14日(月)~5月19日(土)
・「BOX ART 6 」 たぴお 5月7日(月)~5月12日(土)
・「小川豊・個展」 時計台 5月14日(月)~5月19日(土)
・「宮脇春美・パステル画展」 マリア・アート・ギャラリー 5月18日(金)~5月23日(水)
5.8
・「CHIE・個展 『FOPPISH GIRL -つなげるかさなる-』」 大通西17丁目1-7 5月15日(火)~5月31日(木)
・「タニグチ ススム展 1947ー2011」 大通美術館 5月15日(火)~5月20日(日)
5.6
・「~ハンディキャップと友に~ 修ー良の不思議な世界」アルテピアッツァ美唄 GW~10月末日の土・日曜
5.5
・「佐藤菜摘・個展 『こんぺいとう』」 ニュー・スター 5月6日(日)~5月12日(土)
・「青木萌・人形展 『こどもの領域・あそびば』」 g.犬養 5月5日(土)~5月18日(金)
5.4
・「甲斐野市子・個展 『ハートの大きさ vol.5』」 g.犬養 5月16日(水)~5月30日(水)
・「第27回 北の日本画展」 時計台 5月21日(月)~5月26日(土)
5.3
・「本田征爾・展 -虹の世界ー」 門馬 5月19日(土)~5月28日(月)
・「大坪俊裕・写真作品展 (こねこねこねこ)」 資料館 5月2日(水)~5月6日(日)
5.2
・「中澤理沙・個展 『雨の日ってステキな日』」 アートマン 5月8日(火)~5月13日(日)
・「第4回・自遊自彩 <春編> 『OYOYO de 写真展」 OYOYO 5月9日(水)~5月13日(日)
5.1
・「だて まこと・展」 ミヤシタ 5月9日(水)~5月27日(日)
・「札幌市立大学美術部【nou me non】 第5回作品展 『じてん』」アイボリー 5月1日(火)~5月5日(土)
・「ウリュウ ユウキ・写真展 『Daily Mirror』」 g.犬養 5月2日(水)~5月7日(月)
・「骨髄バンク」 たぴお 4月30日(月)~5月5日(土)

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

・「第一三回 グループ“野の花”染色展」 コンチネンタル 5月22日(火)~5月27日(日)

・「山岸せいじ・展 『あわいを覗く』」 茶廊法邑 5月26日(土)~6月3日(日)
・「《風の彩・本田滋スケッチ展》」 (喫茶)レ・ノール 4月30日(月)~5月26日(土)
・「長尾陶太とエスプリの全景」 HOKUBU記念絵画館 3月1日(木)~6月17日(日)





# by sakaidoori | 2012-05-25 10:03 | ★ 栄通の案内板 | Trackback | Comments(4)
2012年 05月 25日
1766)②「CHIE・個展 『FOPPISH GIRL -つなげるかさなる-』」 大通西17丁目1-7 5月15日(火)~5月31日(木)
   
○ CHIE・個展 

  「FOPPISH GIRL-つなげるかさなる-」
 
 
 
 会場:D&DEPARTMENT PROJECT SAPPORO by 3KG
      中央区大通西17丁目1-7
     電話(011)303ー3333

 会期:2012年5月15日(火)~5月31日(木)
 休み:月曜日(定休日)
 時間:12:00~21:00 
     (日・祝は、~20:00まで)

ーーーーーーーーーーーーー(5.16)

     ↑:(この建物の2階。左の部屋の窓は黒いカーテンで覆われている。そこが会場だ。)

 1759)①の続き。
 (以下、敬称は省略させて頂きます。)







 前回は大作を載せました。そして言葉も多めになりました。今回は小品を載せていきます。言葉は限りなく減らしましょう。


 小品の中でも、やや大振りな世界から始めましょう。




          ↑:「いつもはいつも?」・木枠にケント紙張り 紺色ペン ニス。


          ↑:「青春」・同。

          ↑:「こどものころから」・同。

          ↑:「春の散歩道」。


 一つ一つの作品の全体輪郭を考えての構成だ。流れるように、昇るように、固まるように、などなど。アイデアの模索、その展開に汲々とはしていない。物語自体を離れて、全体を絵画的に見る余裕も生まれたのだろう。それに、自然に物語が生まれては発展していくので、単に描くという世界でもないのだろう。


 次は同じサイズの小品を、順番に関係なく載せていきます。


     ↑:左から、「森ん中」、「海賊船」。


     ↑:左から、「よみち」、「エスカレーター」・同。

 
 「よみち」の建物、生き生きとしている。」夜道」といえばHな犯罪を連想するが、ホピッシュガールは包丁大好き娘だ。パンチラお触りなどの、可愛いHシーンは無縁なのだろう。どこまでも血を見る世界だ。「鼻血ブー、脳天マサカリ、お腹イタッ包丁ササッタ」だ。

 「エスカレータ」、床のツブツブが好きです。グチャグチャにならずに埋める、埋まる、カッパえびせんだ。






          ↑:「山登り」・同。


 雲のタッチ、いろいろ出てくる線の世界だ。立体的になっていくチエ・ワールドだ。


          ↑:「遊園地」・同。


          ↑:「バースデーバースデー」・同。


 もう絶好調だ。一枚の完結した絵としても充分に楽しめる。線の種類も増え始めた。

 CAIの研究所を修了して何年目になるのだろう?一つのピークに達したのだろう。絵にも山登りがあった。潜水もあった。高みに低みにと、彼女の冒険も大きく船出したのだろう。


























# by sakaidoori | 2012-05-25 00:05 | ★その他 | Trackback | Comments(0)
2012年 05月 24日
1765)④完「阿部典英の全て ~工作少年、イメージの深海を行く~」 近美 終了・4月7日(土)~5月6日(日)
    
○ 阿部典英の全て 

         工作少年、イメージの深海を行く
   

    
 会場:北海道立近代美術館
      中央区北1条西17丁目   
     電話(011)644-6882

 会期:2012年4月7日(土)~5月6日(日)
 時間:9:30~17:00
     (入館は16:30まで。)
 休み:平日の月曜日(定休日)、5月1日
 料金:一般 1000円 高大生 600円 小中生 300円 

 主催:当館 北海道新聞社 

 ※ イベント多数 

ーーーーーーーーーーー(5.4)

 1731)①、1732)②、1733)③の続き。
 (以下、敬称は省略させて頂きます。)







 ホールに展示されていた最新作だ。良いですね~、この馬鹿さかげん、このド迫力!

 何年か前にも芸森で彼をとりあげていた。だからだろう、「もうテンエイはいい。何度も何度も公共美術館で税金をかけて開く必要はない」という声を耳にした。当然の批判だろう。こういう批判がこないようでは、アベ巨大ムシも欠伸をするばかりだ。その言葉は美術館への批判も含んでいるだろう。もし、言い放った方が同じ表現者ならば、自分が選ばれないことへのジェラシーもあるかもしれない。

 その言葉が正当とも思わないが、間違っているとも思わない。
 現在では美や表現の価値基準は千差万別だ。だから、公共のお金を使った企画展示に、万人の賛成を得るのは無理だ。求めること自体が意味をなさない。だからといって、不満や批判が出てこないことほどつまらないことはない。誰かの「美」を否定はしないが、「美の選定」となると、侃々諤々(かんかんがくがく)が当然な姿だろう。

 しかし、今展に関しては阿部典英の足跡と「今のエネルギー」は素晴らしいと思っている。
 

 今回で最後です。まだ載せていない最後の方の作品紹介になります。















 前にも書いたが、典英ワールドを3本の柱で理解している。
 開けっぴろげなユーモア精神、女大好きという性表現、社会に視野をすえた宗教性、だ。

 上の写真の空間及び作品群は、一目で仏像と儀式を連想する。氏の中の「宗教性」が誰に憚ることなく表現されている。響文社発行の図録の中で、アフガンへの思いが創作動機だと語っている。9.11事件と、アフガンの仏像破壊、アメリカを中心としたアフガニスタン戦争が背景にあるわけだ。
 それは間違いないのだろう。だって、作家自身が言っているのだから。しかし、この世界的事件は画家のイメージが具体的形態や作品として昇華されただけである、と思っている。今、「だけ」と書いた。しかし、この「だけ」が大事だと思っている。感受性というアンテナを常に研ぎ澄ませていなければならない。その氏の網にかかったのだ。
 更に言えば、当時氏は60才を越えている。人間として表現者として、老境の階段に入ったのだ。それはある意味で危険な年齢であり、怪しげな精神状態に陥る可能性もある。マンネリ、惰性という危機であり、体力の減退を身にしみて感じる危機だ。死を妄想する時もあるかもしれない。既に道内では功成り名を遂げた美術家が、その名声を維持するか、そういう事とは次元を異にして作品の深化に努めるか、・・・僕は世界事件を阿部典英流に誤魔化すことなく向き合い料理したのだと思っている。
 
 しかし、いかに精神性がたちこめた空間や作品を作ろうとも、それらが性やユーモアで包まれて生真面目オンリーではなかろうとも、やはり氏は社会的リアリストという作家ではない。大風呂敷で社会にモンクを言いたそうな少年なのだ。それがホールの巨大ムシだ。
 だが70歳も過ぎた方だ、少年とは失礼だ。近美も画家におもねったタイトルを付けたものだ。だって、少年では女と寝れないではないか。それは氏に作品を作るなというより酷な話だろう。

 質実剛健、豪華絢爛、奇想天外、天下泰平な作品を今後も期待しよう。




 いよいよ作品掲載も最後に近くなりました。
 出口へのプロムナードです。











 「テンエイより愛を込めて」でしょう。





  「テンエイ郷土資料館」ですね。





 こちらは言葉通り「宝物館」です。





 ある詩人は恋人を想い、食卓のサンマにむせび泣いた。
 涙はテンエイには似合わない。カッパに恋しよう、鹿だってライオンさんだってキリンさんだって、皆な皆な恋しよう。




 最後の作品です。これが最後とは意外な感じがする。
 やはり自画像と見るべきでしょう。哲人、あるいは仙人のような面相だ。




     ↑:(ワークシップ参加者の作品。)


 出口を出て、狭い渡り廊下の壁にババーンと作品があるではないか。付け足しのような展示だが、付け足しを喜んでいるような元気盛んな姿だ。





# by sakaidoori | 2012-05-24 12:29 | ☆札幌・近代美術館 | Trackback | Comments(0)


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